吉沢亮『空青』は運命の映画!「仮面ライダーフォーゼ」との意外な接点明かす
アニメーション映画『空の青さを知る人よ』の公開記念舞台あいさつが20日、TOHOシネマズ日比谷にて行われ、声優を務めた吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音とメガホンを取った長井龍雪監督が出席した。吉沢は本作の舞台と過去に出演した特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」に意外な接点があることを告白した。
本作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の長井監督による最新作。吉沢は、高校卒業後ミュージシャンとしての成功を夢見るも、いまだ売れないギタリストである31歳の金室慎之介と、13年前からやって来た18歳の慎之介“しんの”の1人2役でアニメ声優に初挑戦した。吉岡は、慎之介のかつての恋人・相生あかね役を務めている。
映画を観た観客から、「大人に刺さる激エモ映画」というコメントがあり、吉沢は「友人から『観たよ~』と言われました。10代だけじゃなく、20代30代の方たちにも(心に)刺さる部分があったようです。幅広く愛される作品なんだなと思います」と大きな反響に喜びいっぱいの様子。
また、吉沢は、「『空青』にめちゃめちゃ運命を感じました。最後のシーンに出てくる秩父ミューズパークは、僕が出演した『仮面ライダーフォーゼ』で初めて変身した場所でした」と驚きの告白をして、会場をどよめかせた。
吉岡も「台本を読んで、感動しました。(大きな反響は)関わった1人としてすごく嬉しい。世代によって見え方も違うし、見る人すべてを肯定して、背中を押してくれる。優しい強さが、愛情がいっぱい詰まっている素敵な映画です」と興奮気味に語った。
本作は、スペインで開催された世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、シッチェス・カタロニア国際映画祭に参加。吉沢、吉岡、長井監督が現地入りした。ワールドプレミアで3人は現地映画ファンから熱烈な歓迎と喝采を浴びたという。吉沢は「もうほんとにすごかった! 皆さんの日本を愛してくださっているって気持ちがビンビン伝わってきました」と振り返った。
吉岡も「タイトルが出た時点で『うわぁーっ!』って声が上がって、観客の反応にすごく感動しました」と語った。また、スペインでは美食も堪能できたそうで、吉沢は「イカスミのパエリアとか美味しかった」と笑顔で話し、吉岡も「生ハムが本当においしくて、“永住もありかな”って」とにっこり。美味しいグルメを満喫したようだった。
お気に入りの“エモい”シーンを聞かれた吉岡は「デコピンのシーンがめちゃ好きです。エモすぎて、衝撃を受けました。特に、おでこに息をフーッと吹きかけるシーンがすごく好き」と自身の胸キュンシーンを明かした。吉沢は「あかねがペンダントを見つけて『お騒がせさんですね』というシーンがめちゃエモい。言われて~」と熱く語って客席を笑わせた。さらに、吉沢は「最後のあおいちゃんの『泣いてないし~』っていうシーンも……」と超エモシーンに挙げていた。(取材:福住佐知子)