木村拓哉、白髪・義眼で新境地!ファンも気付かぬ変貌ぶり
フジテレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「教場」(2020年1月4日・5日21時から2夜連続放送)で警察学校の冷酷な教官役を務める木村拓哉が、白髪・義眼姿で新境地を開いていることが明らかになった。木村は「撮影現場に来られた一般の方が『今日木村拓哉が来ているってどこにいるの?』と言っている横に自分がいました(笑)。それくらい分からなかったんじゃないかなと思います」とその変貌ぶりに自信をのぞかせている。
長岡弘樹のベストセラー警察小説「教場」を原作に、“警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場”だと考える非情な教官・風間公親の下、それぞれに思惑を抱えた生徒たちの必死のサバイバルを描く本作。原作では「冷厳な白髪教官」「義眼を思わせる」と表現されている風間を木村が演じることが発表されて以降、木村の容姿からは原作の“風間公親”が想像できないと戸惑う声も少なくなかった。しかし、今回公開された白髪・義眼のビジュアルからは、木村が見た目から風間をしっかり体現していることが見て取れる。
この姿は、木村と演出の中江功(「若者のすべて」「眠れる森 A Sleeping Forest」「プライド」など)、ヘアメイク担当らで何度も話し合いを重ねて作り上げたものだ。よりリアリティーのある白髪の表現を目指して、髪の毛のブリーチや白染などいくつもの選択肢を探り、木村自身もすぐにオーダーに対応する気合いの入れようだったという。ヘアメイク担当によると、参考にしたのは風間の後ろ姿が描かれた原作「教場2」の書影で、今回の生え際は白髪だが黒髪もあるリアルな風間のビジュアルが出来上がった。
生徒役には、工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、井之脇海、西畑大吾、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平ら注目の若手キャストが集結。警察学校の教員役で小日向文世、佐藤仁美、和田正人、その他の共演陣として石田明(NON STYLE)、高橋ひとみ、筧利夫、光石研らが名を連ねる。脚本は「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一で、前時代的とも言えるほど壮絶な警察学校の実態をリアルに描き切る。(編集部・市川遥)