伊藤英明&中谷美紀&ムロツヨシ、医療ドラマで共演!来年1月スタート
伊藤英明、中谷美紀、ムロツヨシが2020年1月クールの金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(TBS系)で共演することが明らかになった。
同名の人気コミックをもとに、僧侶でありながら救命救急医という異色の主人公・松本照円の奮闘を描く本作。生と死について問う、1話完結形式の医療ヒューマンドラマとなる。2020年にはジャン・レノらとの共演でハリウッドデビューが決定するなど活躍が続く伊藤が主演を務め、松本にふんする。その松本は救命救急医として病院に勤めながら僧侶の仕事も兼任しているため、法衣のまま患者の処置にあたって「自分が亡くなってしまったのでは?」と患者に勘違いさせてしまうこともある。
また、救命救急センター内での医師たちとのチームプレーをはじめ、専門医たちとの激しいやりとりも描かれる。松本と同じ救命救急センターの医師で、意見を異にしつつも互いの実力を認め協力しあう女医・三宅涼子を中谷、松本と衝突するエリート心臓血管外科医・濱田達哉をムロが演じる。同学年でもある3人がどのような化学反応を見せるのか、期待が高まるところ。
さらに、濱田の下で働く新人心臓血管外科医・児嶋眞白役で松本穂香も出演。プレッシャーに弱く濱田に役立たず扱いされながらも、ひたむきに医療に向き合う新人心臓外科医役を担う。
脚本を担当するのは「あなたのことはそれほど」「初めて恋をした日に読む話」などの吉澤智子。物語では、生と死という重いテーマを扱いながらも、僧侶であり医師でもあるという珍しい主人公の設定から巻き起こる騒動や、それぞれの登場人物たちのやりとりから生まれるコミカルな要素を楽しむことができる。(編集部・大内啓輔)
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」はTBS系にて2020年1月より毎週金曜よる10時~10時54分放送
伊藤英明 コメント
Q:原作を読んでの感想
漫画が原作ということで、現実には起こりえないファンタジックな世界観で描かれているのかと思いきや、この作品には奇跡を起こすようなスーパードクターも、霊が見えるような僧侶も登場せず、ただ患者に寄り添い生きていく、また、死んでいく手助けとして、得度した医師という存在に何ができるのかと日々葛藤する姿に、今そこで起こっているかのような現実味を感じ、大変興味をそそられました。
Q:僧医という、珍しい役どころについて
この作品を手に取る前まで、医師という職業は「生」に近く、僧侶という職業は「死」に近い印象でした。けれど、原作を読み進めていくうち、医師も日々死に向き合い、僧侶もまた生に向き合い、もしかすると表裏一体をなすものなのかも知れないと感じているところです。
Q:「孤独の賭け~愛しき人よ~」以来12年(12年9か月)ぶりのTBSドラマでの主演について
「孤独の賭け~愛しき人よ~」のキャッチコピーは「俺たちは、金と欲でつながっている。」でした。しかし、今回の作品は金と欲を煩悩とし、視聴者に死生観を問うような作品です。12年の時を経て、まるで真逆の役柄を演じられることに俳優という職種の面白味を感じています。
Q:共演者の印象について
中谷さんは一度テレビで拝見した自筆がとても素晴らしく、知的な印象が今回の三宅役にぴったりなんじゃないかと感じています。ムロさんは、コミカルなものからシリアスなものまで、とても幅広い役柄を演じられており、今作では主人公・松本のライバル役ということで、対峙を楽しみにしています。松本さんは、中谷さんやムロさんなどベテラン勢の中、瑞々しい存在で現場を盛り上げてくれると思っています。また中谷さん、ムロさんは偶然にも自分と同い年ということで、同僚という関係性を視聴者の方によりリアルに感じてもらえるのではと期待しています。
Q:ドラマへの意気込み
ありそうでなかった、医師で僧侶という役柄。患者の身体を医師の立場で、そして患者の心を僧侶の立場で救いたいという願いを持ち、またその中で自らの生き方をも模索する、そんな「生きる」ということに一生懸命な人間を観てもらえれば、と思っています。
中谷美紀 コメント
Q:原作を読んでの感想
個人的に無宗教を貫いているため、仏法を振りかざす救命医など鬱陶しいと思いながら読み始めましたが、松本という医師でもあり僧侶でもある人間が、わかったようなことを言いながらも、女性の水着姿に興奮したり、般若湯をあおるような煩悩の塊であり、人の心を救うべく仏の道を説いて見せるも独りよがりだったり、見当違いだったりするあたりが人間臭くて好きでした。三宅は、仏法を逆手に取って生臭坊主松本を揶揄しつつも、患者の命を救うという同じ志を持つ者として、信頼関係を育んでいくのだと思います。
Q:共演者の印象について
救命の現場においては伊藤英明さんにお任せしておけば何とかしてくれそうな、漢と書いて「おとこ」と読むに相応しい印象がありますが、松本の生真面目さと不完全さをどのように演じ分けてくださるのか楽しみです。硬軟自在に演じ分けるムロツヨシさんが自意識過剰で鼻持ちならない心臓外科医のお役をなさるとのこと、物語の奥行きが増して面白くなりそうな予感がしています。松本穂香さんの今の年齢でしか表現できない汚れのない存在感で、瀕死の人々を扱う血生臭い場面にすら清らかな空気をもたらしていただけるのではないでしょうか。
Q:ドラマへの意気込み
肉体の救命と、魂の救済が本当に両立できるなら素晴らしいことだとは思いますが、簡単にはできないからこそ、松本がもがく姿を人は見守りたいと思えるのではないでしょうか。肉体的にも精神的にも決して楽ではない救命医になることを選んだ三宅という芯のある女性の生き様を全うしたいと思います。
ムロツヨシ コメント
Q:原作を読んでの感想
死について考え、そして生を考える。医療、医者、患者の話ではありますが、それだけではない人間模様が、面白くもあり深くもあり、描かれてる作品だと思います。演じ手として、しっかりお伝えしたいことがたくさんあります。
Q:共演者の印象について
伊藤英明さん、中谷美紀さんとは初めてご一緒させていただきます。お二人を観る側の人間でしたが、こうして一つの作品に出られること、そしてお二人とは、同じ歳、同級生です。うれしい、うれしすぎます。中谷美紀さんにしっかり向き合い、伊藤英明さんとバチバチやり合いたい、そう思っております。松本穂香さんも初めてです。輝いてる。邪魔したくないですが、役柄上、追い込むことがあるかもしれません。いえ追い込むことになるでしょう。松本穂香さん、よろしくお願いします。
Q:ドラマへの意気込み
TBSさんが、また声をかけてくれました。去年は、恋愛ドラマ、綺麗な人が惚れる小説家。今回は、医療ドラマ、モテるできる心臓外科医。TBSさんは、どうしてこんなムロを観たいと思ってくれるのか、不思議でなりません。ムロへの賭け方が間違ってはいないか。いや、こんな賭けに出てくれるなんて役者冥利につきます。この賭けをしてくれた色んな方へ。この賭け勝たせてみせたい、と大きなことを言える男ではあります。賭け続けてください。私もこの作品に賭けようと思います。追伸、医者の役、初めてでドキドキしてることは、内緒にさせてください。
松本穂香 コメント
Q:原作を読んでの感想
命に向き合うこととはなんだろう。本当の意味で人を救うってなんだろう。私には今まで触れたことのない世界が描かれていました。私の演じる児嶋眞白は、打たれ弱いところもあるけれど、決してそこで挫けない。とにかく一生懸命な女性です。そんな彼女を演じられることを、とてもうれしく思います。
Q:共演者の印象について
御三方とも、コメディー、シリアス、どんなジャンルも幅広く、素敵なお芝居をされる方々という印象です。個性豊かなキャラクターをどう演じられるのか、一緒にお芝居させていただけることが、今からとても楽しみです。
Q:ドラマへの意気込み
今回、私にとって初めての医者役ということで、初経験のことがたくさん待っていることに、ワクワクドキドキしています。素晴らしいキャストの方々のなかで、みなさんに素敵なドラマをお届けできるよう、児嶋先生のように一生懸命頑張ります!