マット・デイモン&クリスチャン・ベイル、LAから日本のファンへ新作アピール
現地時間4日、映画『フォードvsフェラーリ』(2020年1月10日全国公開)のLAプレミアがアメリカ・ロサンゼルスで行われ、W主演のマット・デイモンとクリスチャン・ベイルをはじめとするキャスト陣や、監督のジェームズ・マンゴールドが出席。詰めかけたファン約300人の声援に応じながら、アメリカをはじめ、日本・中国・韓国・イギリス・オーストラリアといった世界各国のメディアに対して作品の魅力を語った。
マットとクリスチャンのW主演!『フォードvsフェラーリ』予告編【動画】
1966年のル・マン24時間耐久レースで、絶対王者フェラーリに挑んだフォード・モーターの実話を描く本作。プレミア会場のTCL・チャイニーズ・シアター前に敷かれたレッドカーペットには、映画に登場するレーシングカー2台が展示されており、来場者が写真を撮る姿も多く見受けられた。現地時間午後6時にカーペットイベントが始まると、キャストたちは約1時間かけてカーペットを闊歩(かっぽ)し、各メディアの取材に応じた。
マットとクリスチャン、マンゴールド監督はそれぞれ、日本のファンに向けて作品をアピール。気鋭のカー・デザイナー、キャロル・シェルビー役のマットは「本作は、無謀な戦いに挑んだ男たちの物語です。私自身も知らなかった(ル・マンの)裏側が描かれています。皆さんが本作を楽しめることを心から願っています」とコメント。天才ドライバー、ケン・マイルズを演じたクリスチャンは「フォード・モーターとフェラーリの激突を描くと同時に、壮大なドラマも詰まっています」と見どころを語った。
メガホンをとったマンゴールド監督は、ロサンゼルスでのプレミア開催に「とても幸せです!」と大興奮。「映画の注目すべき点は、魅力的な登場人物です。マットが演じる冷静沈着なキャロルと、すぐ熱くなる傾向があるケン。この二人が生み出すケミストリーは素晴らしいです。カーレースを扱っている作品ですが、男たちの熱きドラマにも注目して頂きたいですね」と自信をのぞかせた。
プレミアにはその他、ジョン・バーンサル、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、ノア・ジュープ、レイ・マッキノン、作曲家のマルコ・ベルトラミらが出席した。(取材・文:編集部・倉本拓弥)