シュワちゃん&リンダ『ターミネーター』ジャパンプレミアで熱烈ファンサービス!
来日中のアーノルド・シュワルツェネッガーが6日、新宿・歌舞伎町のゴジラロードで行われた、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のジャパンプレミアに、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンと共に出席。詰めかけた700人のファンに、ファンサービスを繰り広げた。イベントには新キャストのマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ティム・ミラー監督、さらにシュワルツェネッガーの吹替えで知られる声優・玄田哲章と、スペシャルゲストの講談師・神田松之丞も出席した。
4年ぶりの日本となったシュワルツェネッガーは、紺色のスーツとアディダスの白いスニーカーという姿でレッドカーペットに登場。「シュワちゃ~ん!」という声がこだまするなか、レッドカーペットの両サイドを埋め尽くしたファンの写真撮影やサインの求めに快く応じていた。
映画『タイタニック』(1997)のワールドプレミア以来、2度目の来日となったハミルトンは、軽快にレッドカーペットを闊歩。ファンからの掛け声に何度もカーペットを行き来しながら、やはりサインや写真撮影の求めに応じる。関係者によると、ハミルトンは熱烈なファンとの会話中、感極まって目に涙を浮かべるシーンもあったという。
興奮冷めやらぬなか、キャスト陣がステージにそろうと、『ターミネーター』のテーマ曲に合わせた日本伝統の和太鼓がお出迎え。「前回の来日の際『I'll be back』と言ったので、約束通り戻ってきました」とファンに呼びかけたシュワルツェネッガーは「わたしの作品を観てくれて、応援してくださる日本のファンを愛しています。ファンなくして映画は成り立たない。今回は素晴らしいキャストたち、ミラー監督と共にこうして皆さんの前に戻ってこられて嬉しいです」と満面の笑みで語った。
ハミルトンは「コンニチハ」と日本語であいさつ。「日本に来られて幸せです。日本のファンはハリウッド以上です!」と会場をあおると「この映画は、アクション、コメディー、それ以外の感情もたくさん込められた非常に力強い作品です。今日一緒にステージにいるメンバーが誰一人欠けても作ることができなかった」とキャスト・スタッフの絆を強調していた。
またメガホンを取ったミラー監督は「世界中を回ってきましたが、日本のプレミアが最高です」と感謝。「僕はアニメや漫画など、日本のカルチャーが大好きで、この作品にも大きな影響を与えています。きっと好きになってもらえると思います」と日本愛を爆発させていた。
本作は、1991年に公開された『ターミネーター2』の正当な続編として製作されたアクション映画。シュワルツェネッガーふんするT-800に加え、ハミルトンの演じるサラ・コナーがシリーズに復帰。なぜ再び現代にT-800が存在するのか、サラはなぜ戦い続けなければならなかったのか、多くの謎が解き明かされる。(磯部正和)
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日より全国公開