レディー・ガガ、自傷行為をしていた過去明かす
歌手・女優のレディー・ガガ(33)が、自傷行為をしていた過去について有名司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビュー(US版ELLE誌にて)で明かした。
神経因性疼痛(機能的障害による慢性疼痛疾患)と19歳の時にレイプされたことによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていると切り出したガガは、「これはわたしの人生の一部で、薬物治療を受けていて、複数の医者にかかっている。そういうふうにして生き延びているの。それでも進み続けている。つらい経験をしている子供たち、そして大人たち……わたしは彼らに、あなたたちも進み続けることができると知ってほしいの」と訴える。
そしてガガは、自傷行為をしていた過去に言及。「このことはあまり話したことはないのだけど、知ることはみんなにとって重要なことだと思うから話すわ。わたしは長い間、自傷行為をしていた。それをやめる唯一の方法は、“わたしは自分が苦しんでいることを周囲の人に示すために、自分を傷つけている”と理解することだった。彼らに話して助けを求める代わりにね。そのことを理解して、周囲の人に『ねえ、今自分を傷つけたい衝動に駆られているの』と言うと、その衝動は和らいだ。その人は『それをわたしに見せる必要はないよ。ただ話してくれればいい。君は今どんな気持ちなの?』と言ってくれ、わたしは自分の話をすることができたの。今はもう自分を傷つけずにいられることを、とても感謝しているわ」とどのように克服したかを明かした。
さらに同じ問題を抱えるファンたちに実用的なアドバイスも。ガガは「トラウマや自傷行為の問題、もしくは自殺願望がある人々に一つアドバイスできるとしたら、“氷”よ。氷水を入れたボウルに両手を浸すの。そうすれば神経系にショックを与えて、(周りが見えなくなったときでも)現実に戻ることができるから」と呼び掛けていた。(朝倉健人)