「グランメゾン東京」のショート美女、吉谷彩子に注目
木村拓哉主演のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」(毎週日曜夜9時~放送中)で、パティシエを演じる吉谷彩子。2016年より転職サイト「ビズリーチ」のCMで話題を呼んだ彼女が、2017年放送の「陸王」に続いて日曜劇場出演を果たし、注目を浴びている。
本作は、ある事件を機に全てを失った天才フレンチシェフ・尾花夏樹(木村)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)との出会いを機に、世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」をつくり上げるべく奮闘する物語。吉谷が演じるのは、平古(玉森裕太)が料理長を務めるホテルブッフェで働いていたときに、尾花からその才能に目をつけられたパティシエの松井萌絵。10日放送の第4話では「グランメゾン東京」がプレオープンの時を迎え、萌絵が大きく絡むストーリーが展開した。
現在、28歳の吉谷は、古くは子役時代に1999年の『39 刑法第三十九条』(森田芳光監督)でスクリーンデビュー。ホラー『TENBATSU』(2010)で映画初主演を務めた。「利家とまつ」「八重の桜」などの大河ドラマにも出演し、2012年放送のテレビアニメ「謎の彼女X」ではヒロイン、ゲーム「ニノ国II レヴァナントキングダム」でラティエ役の声優を務めるなど活躍の場が広い。日曜劇場「陸王」では主人公(役所広司)が営む足袋屋の最年少の従業員をはつらつと好演した。
「グランメゾン東京」4話では、尾花が萌絵をスカウト。改良中だったデザートの「モンブラン」作りに挑戦することとなった。類まれな美的センスを持つ萌絵だが、見た目重視で「コースの最後を飾る」ことの意味などに考えが及ばず、自信満々で作ったモンブランは瞬時に尾花と倫子が却下。尾花の期待に応え「グランメゾン東京」の一員なれるのか、思わぬ苦戦を強いられることに。パティシエとしての意識の甘さを突き付けられた萌絵が、新たなステージに上がるまでの道のりを多彩な表情で演じた吉谷の演技が高く評価された。
また、一方でホテルブッフェの萌絵と先輩・平古との関係も変化しつつあり、平古の恋人・美優(朝倉あき)との三角関係が勃発するのか、期待されている。(編集部・石井百合子)