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『キャッツ』吹き替え版に葵わかな、山崎育三郎、大竹しのぶら参加!

葵わかな、山崎育三郎ら『キャッツ』吹き替え版キャスト
葵わかな、山崎育三郎ら『キャッツ』吹き替え版キャスト

 映画『キャッツ』(2020年1月24日公開)の日本語吹き替え版制作発表会が18日に都内で行われ、葵わかな山崎育三郎高橋あず美秋山竜次ロバート)、森崎ウィン大貫勇輔大竹しのぶの参加が明らかになった。この日は、吹き替え版音楽プロデューサーの蔦谷好位置も出席した。

【画像】歌手・高橋あず美、『キャッツ』名曲を生披露!

 名作ミュージカル「キャッツ」を、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が映画化した本作。人に飼いならされることを拒んだネコたちが、都会のゴミ捨て場で歌い踊るさまを描く。

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 主人公の白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)の声を担当する葵は、「ヴィクトリアを通して、お客さまを『キャッツ』の世界に誘えるようなフィルターになりたい」と意気込む。洋画の吹き替えについては「初めてなので緊張しているのですが、映画版オリジナルの楽曲を含め、素敵な歌を歌えることがとても嬉しいです」と笑顔を見せた。

 猫たちのリーダー・マンカストラップ役の山崎は、「トム・フーパー監督の作品に携われる幸せをかみしめ、精一杯頑張りたい」と話しつつ、「映画ではスクリーンを通して繊細な表現が要求されます。今回のアフレコ収録は、頭にバンドを付けてそこにマイクを仕込んでだったので、身体を使いながら声が出せるんです。その臨場感がどう伝わるのか楽しみです」とコメント。名優ジュディ・デンチふんするオールドデュトロノミー役の大竹は、「予告編が素晴らしすぎたので、その世界に入れるのか……」とややためらった表情を見せるものの、「尊敬するジュディ・デンチに少しでも近づけるように、貫禄があり愛のあるキャラクターになれるように頑張ります」と意気込んだ。

 吹き替え版の制作が許されたのは、日本とドイツのみ。本国版と同等のクオリティーに仕上げるため、本国の制作チーム監修のもと、歌唱力・表現力は完璧なものが求められる。葵は「『ビューティフル・ゴースト(原題) / Beautiful Ghosts』という曲を歌うのですが、ヴィクトリアがどんなネコなのか、どんなことを考えているのかが、一番表れている曲だと思います」と期待をあおる。

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 また、「一生に一番のチャンスをつかむ」という映画のテーマにちなんで、チャンスと感じた瞬間を聞かれた葵は、今年初めに出演したミュージカル「アナスタシア」を挙げる。「まだオーディションを受けるかどうか決めていないなか、大阪で朝ドラ(『わろてんか』)の撮影をしつつ、東京に戻ってボイストレーニングをしていたんです。最終的に作品への愛が強くオーディションを受けて、舞台に立ちました。そのことが今回(『キャッツ』)につながっていると思うと、あの時舞台をやろうと決断したことが一番のチャンスだったのかもしれません」としみじみ語った。

 そのほか、ロバート秋山がふとっちょでお金持ちのバストファージョーンズ、森崎がマジックが得意で気弱なミストフェリーズ、歌手として活動する高橋が名曲「メモリー」で魂の歌声を響かせるグリザベラ、ダンサーで俳優の大貫が鉄道をこよなく愛するスキンブルシャンクスに声を当てる。制作発表会後半では、グリザベラ役の高橋が名曲「メモリー」を生披露した。(磯部正和)

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