高畑充希&山崎賢人『ヲタ恋』ミュージカル楽曲は鷺巣詩郎が担当!新予告も公開
高畑充希と山崎賢人が主演を務める映画『ヲタクに恋は難しい』(2020年2月7日公開)で、本編を彩るミュージカル楽曲の作曲・編曲を鷺巣詩郎が担当することが決定した。
隠れ腐女子と重度のゲームヲタクの不器用でピュアな恋愛を描く本作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で連載され人気を博し、アニメ化もされた人気同名WEB漫画を実写映画化したもの。『銀魂』シリーズなどで知られる福田雄一がメガホンを取り、共演には斎藤工、菜々緒、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗が名を連ねる。
ヲタクの世界を華やかに盛り上げるためにミュージカル演出がある本作。その楽曲を担うのは、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや『シン・ゴジラ』といった多岐にわたるジャンルで数々の楽曲を手掛けてきた鷺巣。福田監督自らが「ヲタクカルチャーと音楽を掛け合わせられるのはアニメミュージックのカリスマでもある鷺巣さんしかいない!」とオファーしたところ鷺巣が快諾した。
鷺巣は初めて福田作品に参加することについて、「僕は、自分の曲は自分の子どもだと思ってますから、福田雄一監督の家に娘を嫁がせるような感覚です(笑)。2018年の夏、この映画の話を初対面の監督に聞いたときから、頭のなかで音楽が鳴りはじめて止みませんでした。いつでも出演者全員とことん楽しくレコーディングできたことが、何よりこの作品のいちばん大きな魅力になっているはずです」とコメント。楽曲の録音は、ビートルズが録音を行っていたことでも有名なロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」で実施されたという。
さらに、鷺巣の音楽が使用された予告編も公開された。「ヲタク同士で付き合えば快適なのでは?」という提案の元、お付き合いを始めた成海(高畑)と宏嵩(山崎)。ヲタク同士だからこその悩みに翻弄され葛藤しまくる2人の様子が切り取られている。また、今回出演が発表された、華麗なコスプレを披露しているガチ腐女子役の若月佑美、成海の同僚の素敵系女子役の今田美桜の姿も見ることができる。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■鷺巣詩郎
高畑充希さんに「こうしてください」と言うと、すべてが剛速球で返ってきます。その昔、まだ“ヲタク”なんていう言葉がない時代から、僕はミュージカルの“ファナティック(狂信者)”でした。ですから充希さんのようなプロフェッショナルと共に、自分が狂信するほど大好きなミュージカルができた幸せを、今まさに実感しています。彼女の素晴らしいパフォーマンスに自分の楽曲をどう対応させていくか、というのもまた僕自身のポテンシャルになりました。ものすごくやりがいがあって、作曲家冥利につきる仕事でした。
山崎賢人さんは、スポンジが水を吸収するように音楽的なことをその場でどんどん吸収しました。こんな上達が目に見えて早い男性ボーカリストにはじめて出会いました。とてつもない才能です。レコーディングは短い期間でしたが、彼が成し遂げた進化は、彼のミュージカル俳優としての可能性を別次元まで高めたことは間違いありません。心の底から彼を賞賛します!
僕は、自分の曲は自分の子どもだと思ってますから、福田雄一監督の家に娘を嫁がせるような感覚です(笑)。2018年の夏、この映画の話を初対面の監督に聞いた時から、頭の中で音楽が鳴りはじめて止みませんでした。まずは“なりきって歌う!”ことが、当たり前ですがミュージカルの本質。いつでも出演者全員とことん楽しくレコーディングできたことが、何よりこの作品のいちばん大きな魅力になっているはずです。
■高畑充希
レコーディングはとても難しかったですが、楽しくてあっという間でした。
キャッチーな曲ばかりだったので、家に帰ってからも、何かしながらつい口ずさんでしまっていたり。山崎さんは、ご本人の撮影がない日なのに現場に来てくれたことがあって、カットの度に「いけるよ!」って励ましてくれて。夜の撮影で大変なシーンだったのですが、そのおかげで乗り切ることができました。
彼が初めてお芝居で歌を歌う現場に立ち会えたこともとてもラッキーだなと思いましたし、見た目だけでなく、歌声もすごくイケボです(笑)。楽しみにしていてください!
鷺巣さんとのレコーディングは、ピタッとはまるアドバイスをスパッと言って下さるので、とてもわかりやすく、楽しすぎて夢のような時間でした。めったにない素敵な機会だったので、噛み締めるようにレコーディングしていたのですが、いつの間にか鷺巣さんのチャーミングなお人柄に飲み込まれ(笑)、ただただ楽しい時間になりました。
■山崎賢人
僕はミュージカルが初めてだったので、一から教えていだたきながらやらせてもらいました。
でも、すごく楽しい歌ばかりで歌っていて楽しかったです。充希ちゃんが上手すぎるので、足を引っ張らないように頑張っていました。充希ちゃんが一人で海のそばを歌いながら歩くシーンを見学させてもらったのですが、歌声がすごくて「さすがだな」と思いました。
鷺巣さんの演出は、歌い方もそうですが、「こういう感情で、こういうノリで」というのを、キチンと言って下さるので、鷺巣さんに言われたことを「やってみよう」と思ってやっていたら、いい感じになりました。