神木隆之介、池井戸潤ドラマ初主演 「鉄の骨」WOWOWで4月放送
俳優の神木隆之介が、2020年4月よりWOWOWで放送される連続ドラマ「鉄の骨」で初めて池井戸潤原作ドラマの主演を務めることが20日、明らかになった。本作は、神木演じる中堅建設会社の若手社員が、「談合の窓口」と揶揄される業務部で公共事業の入札を巡る企業間の戦いや策略を目の当たりにしていく社会派ドラマ。神木は出演にあたり、「まず、あの池井戸潤さん作品に出させて頂くことを大変光栄に思っています。『鉄の骨』は、とても人気のある作品で、ファンの方もたくさんいらっしゃると思うので、プレッシャーを感じていますが、それと同時に、どんなドラマになるのか今からとても楽しみです」とコメントしている。
原作は、「下町ロケット」「七つの会議」「ノーサイド・ゲーム」など映像化が相次ぐ池井戸の同名小説。2009年に刊行され、発行部数60万部を突破。2010年にNHKで小池徹平主演により連ドラ化、2015年に韓国でリメイクドラマが放送された。主演は今年も大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(放送中)、映画『屍人荘の殺人』(12月13日公開)など出演作が続く神木。4月クールのTBS日曜劇場「集団左遷!!」でも銀行に勤めるサラリーマンを熱演し、話題になったが本作では建築会社入社4年目の主人公・富島平太に。
実直な富島は2,000億円規模の公共工事の受注を目指し、談合を取り仕切る業界のフィクサーとの交流を深めていくが、その中で「談合は必要悪か、単なる保身か」と日々苦悩。やがて検察特捜部も動き出す事態に発展していく。
神木は脚本の印象を「建築業界の専門用語も多かったので、少し難しい印象も受けましたが、とても面白かったです! 会社組織の中で働いた経験のない僕からしたら、色々なしがらみや圧力、それぞれの正義があったりと、社会で働いている方々は本当に大変なんだな……と思いました」と語っている。
監督・脚本は、池井戸原作の「連続ドラマW アキラとあきら」(2017)のコンビ。監督を鈴木浩介、脚本を前川洋一が務める。(編集部・石井百合子)
「連続ドラマW 鉄の骨」(全5話)はWOWOW プライムにて2020年4月より放送予定(毎週土曜よる10時~・第1話無料放送)