山田涼介、主演作『記憶屋』で自由自在な演技力!
Hey! Say! JUMP の山田涼介が10日、都内で行われた主演映画『記憶屋 あなたを忘れない』完成披露メモリアルイベントに登壇。メガホンを取った平川雄一朗監督が、撮影現場で山田が見せた監督の要望に対応する自由自在な演技力について紹介した。この日は、芳根京子、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、泉里香、濱田龍臣も来場した。
本作は「第22回日本ホラー小説大賞」読者賞を受賞した、織守きょうやの小説の実写映画化。ある日、恋人・遼一(山田)に関わる記憶だけ失ってしまった杏子(蓮佛)。遼一は人の記憶を消せるという“記憶屋”の存在を知り、弁護士の高原(佐々木)、幼なじみの真希(芳根)とともに、杏子が記憶を失った原因を探るが、その先には運命を大きく変える真実があった……。
山田は初お披露目に向けて「感動の物語をみなさんがどう受け止めるかが楽しみです」と期待を込め、「本を見るとちょっと難しいお話なので、どうやったらわかりやすく受けとってもらえるかを考え、現場ではみんな、監督と話し合いながら演じていました」と語った。
そんな山田について「さっき、ごめんねと謝ったことがある」とエピソードを披露する平川監督。遼一が涙を流すシーンで「テイク1で(山田が)泣きすぎたんじゃないかと思って、テイク2で涙を流さないでくれと話した」そう。山田はそのリクエストに見事に応えたものの、完成作には結局、テイク1を使用した。それを聞いた佐々木は「そうなんや!」と驚くと、撮影現場でも「これで(十分なのに)もう一回やるの? と思った」と回顧。山田も「正直、何を言ってんだろうな……と思いました」と振り返って会場をわかせた。
また、山田は遼一と杏子のデートシーンの撮影のため、お台場など人ごみの多い場所に行ったときの悲しいエピソードも紹介した。山田は「さすがにバレるし、ヤバいんじゃないかな」と思ったというが、結果的にはまったく騒ぎにならず、「帽子もマスクもしないでこんなところ歩けるんだ」と感激しながらも「自分、まだまだだなと感じた時間でした」としょんぼり。蓮佛も「山田涼介がいるのに誰も振り向かないっていう不思議な(現象)……」と続けた。
それでも佐々木から「(今回の)役を演じていたから(バレなかったん)じゃないかな」とフォローされると、山田も「大学生の遼一でいたからかもしれないですね。それはうれしいですね」とオーラ消失の原因が役を生きることができたからととらえ、喜んでいた。(取材:錦怜那)
映画『記憶屋 あなたを忘れない』は1月17日より全国公開