斎藤工『シン・ウルトラマン』主演に感無量「まさか自分が…」
俳優の斎藤工が14日、東京ドームシティホールにて行われた円谷プロダクション史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングイベントの映画『シン・ウルトラマン』のコーナーに出席。ウルトラマンと自身との意外な関係を明かした。
斎藤が“ウルトラマンになる男”として主演を務める『シン・ウルトラマン』は、企画・脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣という『シン・ゴジラ』のタッグが贈る人気特撮ドラマの映画版。2021年公開を目指し絶賛制作中だ。
斎藤は、テレビや映画、人形など遊び道具を与えられなかった幼少期を過ごしてきたというが「父が円谷プロダクションで仕事をしていて『ウルトラマンタロウ』の現場で、爆破のスイッチングとかをやっていたんです」と意外な接点を明かすと、「そのため、ウルトラマンのフィギュアだけは家にあったので、唯一の僕の遊び道具だったんです」とエピソードを披露する。
さらに大役を任されたときの心境を聞かれた斎藤は「まさか自分がウルトラマンに変身する人生になるなんて思っていなかった」と語ると、「僕は“壁ドン”とかしていた俳優なので、夢のようです」と発言し客席を笑わせていた。
この日は斎藤と共に作品に参加する長澤まさみ、西島秀俊からのビデオメッセージが届く。長澤は「庵野さんが作るからこそのウルトラマンがあると思う。そこに樋口監督の人間らしさというか、無機質なものを生き生きと描く演出が加わることで、ウルトラマンの世界観がよりリアルになると思います」とコメント。西島も「『シン・ゴジラ』が傑作だったので、そのチームが『シン・ウルトラマン』を撮ると聞いて即答で『ぜひ出たいです』と言いました。現場は最先端の撮影が行われていて、非常に面白い」とすでに作品の虜になっているようだった。
イベントではアニメ「ULTRAMAN」の神山健治監督と荒牧伸志監督が続編への意気込みを語ったほか、東映アニメーションと円谷プロがタッグを組んで製作されるアニメーション作品「KAIJU DECODE 怪獣デコード」のメインビジュアル公開、雨宮哲監督の最新作アニメ「SSSS.DYNAZENON」の概要など、盛りだくさんの内容が発表され、会場に詰め掛けたファンからは、その都度歓声が上がっていた。(磯部正和)