木村拓哉にプライベートの質問続々 “公開処刑”状態に苦笑
俳優の木村拓哉が18日、都内で行われたフジテレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「教場」（2020年1月4日・5日よる9時から2夜連続放送）完成披露試写会に出席。木村に対する質問コーナーで共演者たちから「コンビニには行きますか？」「休日の予定は？」などプライベートに関する質問が飛び交い、木村を困惑させる一幕もあった。イベントには、工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、井之脇海、西畑大吾、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平、中江功監督も登壇した。
本作は長岡弘樹のベストセラー警察小説「教場」の初の映像化。警察学校を舞台に、冷酷な教官・風間（木村）と、それぞれ思惑を抱えた生徒たちのぶつかり合いを描く。
この日、登壇したキャスト一同も初めて本作を鑑賞し、木村は「見終わって、登壇のスタンバイをする間にキャストとハイタッチし、監督とは力を込めた握手をさせていただきました。今回の作品に携われたことを光栄に思っています」と手ごたえを実感。
白髪・義眼という風間のビジュアルにおいて、木村は「原作を読んだ時の自分の中のイメージと、表紙に描かれていた彼の背中から僕自身感じた事を意識して脚本を読みました。その上で僕自身は内面を作っただけなので、外見はスタッフに任せっきりでした」とスタッフのこだわりを強調。“風間教場”の生徒・菱沼役の川口は「木村さんは義眼でなくても見られると『あっ』と思ってしまうけど、義眼になったことで『怖い、悪いことはできない』と痛感して、いい緊張感でした」と、風間と対峙したときの印象を振り返った。
舞台挨拶の中盤にはキャストから木村への質問コーナーが設けられ、早速、川口は「休日は何をして過ごしていますか？ コンビニには行きますか？」と興味津々。木村はつい最近も某テレビ番組の収録で共演者からコンビニについて聞かれたことを振り返り、「行きますよ」とさらり。休日の予定には「天気次第です」と答えると、川口からさらに「晴れていたら？ 天気が悪かったら？」と突っ込まれ、木村は「晴れていて、予定が入っていなかったら犬の散歩をします。天気が悪くても、家にずっといる感じではないので車でどこかに出かけます」とコメント。続いて、川口と同じく生徒役で、木村の事務所の後輩にあたる西畑が質問しようと立候補するや、木村は「これ、公開処刑じゃん」と苦笑いだった。
そんな西畑からは、本作の現場で「初めて起きた出来事は？」と真面目に聞かれ、木村はじっと考えながら「今日、作品を観る前はみんなと自然に話せたけど、前編を観た後は入りづらかったです。作品が自分自身をこういう風にハンドリングするんだという経験は初めてだったかな」と稀な経験を明かした。
さらに、木村が共演者たちに「現場で風間にやめてほしかったことは？」と逆質問する場面もあり、生徒・日下部役の三浦が「実際には座ってと言ってくださっているけど、カットがかかってスタッフさんが椅子を用意してくださっても、風間さんが側で立っていると僕らは座れなかったです」と恐縮した一コマを紹介。しかし、女性陣が座っていたことが発覚すると葵は「最初は座らなかったですけど、段々と立っているのが好きな方なのかもと思って座っちゃいました」と告白。これには木村も思わず観客に背を向けて爆笑し、葵が「気にしているのも失礼かと思って、座っちゃいました」とかわいらしく付け加えると、木村も「いやいや、立ってるのが好きなわけじゃないですよ」と笑いながら答えていた。（取材・文：中村好伸）