賀来賢人、岩田剛典との共演に喜びも「こうも違うのか…」
賀来賢人が17日、品川プリンスホテルで行われた映画『AI崩壊』の完成報告会見に出席し、同世代の岩田剛典との共演を喜びつつ「こうも違うのかとヘコみました」と自虐発言で笑いを誘った。この日は賀来と岩田とともに、主演を務めた大沢たかおのほか、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督も来場した。
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『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江監督が手掛けた本作は、AI社会になった近未来の日本で人工知能が暴走し、日本中をパニックに陥れるさまを描き出したSFサスペンス。
本作で共演した賀来と岩田はともに1989年生まれの同世代。賀来は「岩田くんは同い年なのに、こうも違うのかとヘコみました。華やかだし」と会場を沸かせつつ「でも同い年の方と撮影現場を一緒にする機会はなかなかないので、頑張ろうという気持ちになりました」とコメント。岩田も「同世代と映画を作れるのはうれしいですし、共演シーンこそ多くはなかったですが、楽屋でいろいろと話ができてよかったです」と続けた。
賀来ふんする西村悟は、AIを暴走させたテロリストとして逃走を図ることになる義兄・桐生浩介(大沢)から信頼を寄せられる役どころ。賀来は「桐生さんが信頼する役なので、大沢さんとコミュニケーションを取りたいと思っていたら、大沢さんから話しかけてくれた。撮影でも大沢さんがいるシーンは雰囲気が違い、撮影現場でも引っ張ってくれる。僕みたいな若造に対しても目を見て話をしてくれて、雑談もいっぱいできたのがうれしかった」と振り返った。
それに対して「僕は何もしていないですよ。逆に僕のほうが学ぶことが多かった」という大沢。賀来とは「芸能人はどんなマンションに住んでいるんだろうね、という話をしました。家賃がいくらするのか調べたりして」と意外な雑談内容を明かして、会場を笑わせた。その場に岩田は居合わせていなかったようで、悔しさをにじませていた。
その岩田が演じたのは、警視庁のエースで若き天才捜査官・桜庭誠。岩田は「年齢も含めて、この役を演じるのは難しいかなと思っていました。クランクインする前に(桜庭の)プロフィールを見たらとんでもない天才で、監督とディスカッションしながら役を作りあげていきました。今回はスーツと眼鏡、そして七三分けの髪型に助けられた部分がありました」と役づくりについて語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『AI崩壊』は2020年1月31日より全国公開