日本アカデミー賞の司会は安藤サクラ&羽鳥アナ
第43回日本アカデミー賞
女優の安藤サクラとフリーアナウンサーの羽鳥慎一が15日、都内で行われた第43回日本アカデミー賞優秀賞発表記者会見に出席し、司会という大役を担う意気込みを語った。
前年度の最優秀主演女優賞を獲得した女優が司会を担うという通例から、今年は『万引き家族』で同賞を受賞した安藤が、『0.5ミリ』で受賞した際に次いで2回目の司会を務める。安藤は「前回は『なんて特別な時間なんだろう。これは特等席だな』と思いながらやらせていただいて、その経験がすごくいい時間になったんです」としみじみと語ると、「2回目だからといって気が緩まないように、より一層緊張感を持って、受賞者の皆さんにとって素敵な時間になることを一番に、頑張ってやらせていただきたい」と力を込めた。
とはいえ、「俳優さんや女優さんにインタビューをする機会はほとんどないので、すごく緊張するといいますか、同じ仕事をしているからこそ聞くのもおこがましいというか、戸惑いはある」と素直な思いも吐露。しかし、「チャンスをいただいたと思って、一映画の視聴者として素直に感じたことをお伺いできたらいいな」と声を弾ませると、特に「映画ファンとしては会長功労賞の受賞者の方にお会いできることが楽しみです」と笑顔も見せていた。
昨年まで6年連続で司会を務めた西田敏行に代わり、司会に決定した羽鳥は、「うれしさと同じくらいプレッシャーに襲われまして、今複雑な状況であります。ただ映画は大好きで非常に観ているので、その部分ではうれしいと思っています」とコメント。また、過去に同賞関連のインタビュー経験があることから、「(受賞者)みなさんの口数が少なく大変でした」と思い返しながら、「リラックスした俳優さんのコメントが引き出せれば……」と意気込んだ。
苦い経験のある羽鳥は、この日配布された受賞者リストの優秀助演男優賞の欄に、バラエティー番組で一緒に仕事をしているナインティナイン岡村隆史(『決算!忠臣蔵』)の名前を見つけると、「すごく安心した」そうで、「ここ(岡村)を休憩場所にして、あとは緊張感の中、頑張っていきたい」と軽妙なトークで報道陣を笑わせていた。授賞式は3月6日に行われる。(取材:錦怜那)