木村拓哉「グランメゾン東京」クランクアップに寂しさ「認めたくない」
29日に最終回が放送される、木村拓哉主演のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」(毎週日曜夜9時~放送中)の撮影がクランクアップを迎え、出演者がそれぞれの思いを明かした。
本作は、フランス・パリで二つ星を獲得しながら、ある事件により全てを失った一流シェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が、女性シェフの早見倫子(鈴木京香)との出会いをきっかけに、かつての仲間たちと、三つ星を目指すレストラン「グランメゾン東京」をオープンする物語。初回放送から平均視聴率12.4%をマークし、総合視聴率(リアルタイム視聴とタイムシフト視聴の測定を加えた視聴率)は全話20%越えを記録している。(ビデオリサーチ調べ・関東地区12月25日現在)
木村は、夏にパリでクランクインしてからおよそ5か月に及んだ撮影を終え「これで撮影が終わってしまうということに少しがっかりしているし、まだ認めたくない。寂しく感じています。それだけ、この現場で過ごす日々が凄く楽しかったです」と感謝のメッセージ。鈴木も「無事にクランクアップするのは嬉しいもので『終わりたくない』なんて思う事はなかなか無いのですが、今は少しそんな寂しい気持ちもあります」と番組との別れを惜しみつつ「キャプテン・木村さんは最高のシェフです! またご一緒できるように頑張りたいと思います、本当にありがとうございました」とコメントした。
また、平古祥平役の玉森裕太は、他の「グランメゾン東京」メンバーとは別シーンでクランクアップを迎え「平古祥平という役が自分のなかですごく挑戦で……、難しくて、苦しくて、そんな日々が続いていたのですが、とてもやりがいがあって充実した日々だったなと思います」としみじみ。木村との共演を「今回初めてこうやって長い時間お仕事をさせていただいて、キャプテンの偉大さ、そして座長としての佇まいなども学ぶことができた場でした。忘れないように、今後の仕事にもちゃんと生かしていきたいと思います」と振り返った。
さらに、ライバル店gakuの丹後学を演じた尾上菊之助も、グランメゾン東京メンバーとは別会場でクランクアップ。「お芝居のはずなのに、最後にはミシュランの星を獲れるか獲れないか、それで嬉しかったり悔しかったりと、感情が溢れている自分に気付きました。また、皆様にご心配をおかけしたこともありましたが、最後まで丹後学という役を無事に全うできたことを嬉しく思っています」と撮影を終えた喜びを明かした。
29日の最終回は30分拡大で放送。ミシュランの審査が近づき、グランメゾン東京の新メニュー開発も大詰めを迎えるなか、フレンチ禁断の食材であるマグロの料理に挑む尾花(木村)は、それを不安視する倫子(鈴木)と口論の末に「スーシェフを辞める」と告げる。突然の発言に動揺する倫子だが、自身も魚料理に挑み、美味しい方をメニューに加えようと尾花に提案。波乱のなか、ミシュランの審査が始まる。(編集部・入倉功一)