『パラサイト』全米映画批評家協会賞で作品賞&脚本賞
現地時間5日に第54回全米映画批評家協会賞が発表され、韓国のポン・ジュノ監督の手掛けた『パラサイト 半地下の家族』が、作品賞と脚本賞を受賞した。
『パラサイト』は、韓国の半地下住宅に住む貧しい家族と裕福な家族との出会いから始まる物語を描く人間ドラマ。昨年、第72回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを受賞し、ロサンゼルス映画批評家協会賞やワシントンD.C.映画批評家協会賞など、主要映画賞で作品賞を受賞。アカデミー賞の前哨戦を席巻している。日本では昨年から一部劇場で先行上映が行われ、1月10日から全国公開される。
次点となった『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、グレタ・ガーウィグが監督賞を獲得。同作に出演したローラ・ダーンや、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットなどが演技賞を獲得している。(編集部・入倉功一)
主な受賞結果は以下の通り
作品賞 『パラサイト 半地下の家族』
監督賞 グレタ・ガーウィグ『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
男優賞 アントニオ・バンデラス『ペイン・アンド・グローリー(英題) / Pain and Glory』
女優賞 メアリー・ケイ・プレイス『ダイアン(原題)/ Diane』
助演男優賞 ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
助演女優賞 ローラ・ダーン『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『マリッジ・ストーリー』
脚本賞 ポン・ジュノ&ハン・ジヌォン『パラサイト 半地下の家族』
撮影賞 クレア・マトン『アトランティックス』『ポートレイト・オブ・ア・レディ・オン・ファイア(原題) / Portrait of a Lady on Fire』
ドキュメンタリー賞 『ハニーランド(原題) / Honeyland』