山田涼介『記憶屋』で“泣き演技”が進化
Hey! Say! JUMP の山田涼介が主演作『記憶屋 あなたを忘れない』の撮影で、泣きの演技において役者として新たな学びを得ていたことを明かした。
本作は織守きょうやの小説を山田と『ROOKIES』シリーズなどの平川雄一朗監督のタッグで実写映画化した作品。年上の恋人が自分に関わる記憶だけを失ってしまった大学生の遼一(山田)が人の記憶を消せる“記憶屋”の存在を知り、恋人が記憶を失った原因を探っていくなかで人々の記憶や思いに触れる……。共演として芳根京子、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、泉里香らが名を連ねる。
2017年公開の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でも山田は、泣きの演技で観客を感動させた。今作でも山田が涙するシーンがあり、撮影について山田は「泣きすぎてNGになってしまったシーンもあるんです(笑)」と話す。
「声も震えてしまって、本当に思いっきりブワッと泣いてしまったんです。そしたらNGで。その時にやっぱりただ泣けばいいってものじゃないなと。感情だけじゃなく、遼一という役をまといながら泣くということを考えなければいけないと思いました。あくまで感情にそのキャラクターをのせなきゃいけないんだなと。改めてお芝居の難しさを感じましたし、勉強になりました」
山田は「僕自身はあまり役を引きずるタイプではありませんが、やはりカメラ前に立って役者の方と対峙しているとグッと胸が苦しくなる瞬間もありました」と撮影を振り返り、「遼一はそんなに泣くタイプではないし、グッとこらえてこそ遼一だとわかってはいるのですが、どうしても(涙が)あふれ出てしまうものがありました」と語っている。(編集部・海江田宗)
『記憶屋 あなたを忘れない』は1月17日より全国公開