橋本環奈、20歳初作品は過激なデスゲーム「不安より楽しい」
女優の橋本環奈が24日、都内で行われた映画『シグナル100』初日舞台あいさつに登壇。20歳を迎えて初めて取り組んだ本作は、過激なデスゲーム作品だが、橋本は不安を覚えることなく楽しく撮影に臨めたことを打ち明け、満足そうな表情を見せていた。
ある日、担任教師から最後の一人になるまでとけない自殺催眠をかけられた36人の高校生たちが、全部で100種類もある自殺発動シグナルを回避しながら、生き残りをかけた恐怖のデスゲームに挑むさまを描いた本作。
先日、一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られるエランドール賞新人賞を受賞するなど、大活躍中の橋本は「20歳になって初めての作品がこれでした」と明かしつつ、「不安というより楽しく撮影しました。挑戦的な作品から始まれたので、あっという間の充実した1年間だったと思います」と昨年を振り返った。
この日は、小関裕太、瀬戸利樹、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈、若月佑美、恒松祐里、竹葉リサ監督も来場。本作は過激な作品ながら、撮影は同世代の役者が集まったこともあって和気あいあいと進んだようで、休憩中に橋本や恒松がTikTokで遊んでいたことを報告すると、小関はロケ地が山奥の廃校だったことから、男性陣と「やまびこ」をしていたことなどを楽しそうに打ち明けた。
若月は、廃校の一部屋で学校の給食のようにお盆を持って配膳の列に並んだり、数人が同じテーブルで食事をしたりしたことが印象的だったようで、「ワイワイ食べていたので、学生時代に戻った感じで楽しかったです」と笑顔。橋本も同調するが、「特殊メイクをしたうえで食べていたのでめっちゃ怖いんですよ。祐里とかが目の前で血まみれでご飯食べていた」と恐怖体験も暴露して、会場の笑いを誘っていた。
そんな本作が、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭から招待を受けたことが発表されると、橋本は「すごくうれしいです。日本の映画のよさが詰まっていて、グロい描写もあるけど、ドキドキわくわくするので海外の人にもより楽しんでもらえると思います」と声を弾ませた。また、スペインで開催されたシッチェス・カタロニア国際映画祭では好評だったことから、竹葉監督は「海外ではJホラーや東映のバイオレンス作品にはコアなファンがいるので、楽しんでいただけてうれしいです」と喜んでいた。(取材:錦怜那)
映画『シグナル100』は全国公開中