鈴木京香「らーめん才遊記」ドラマ化で主演 黒島結菜共演でフード・コンサルタントの活躍描く
女優の鈴木京香が、テレビ東京系の4月クールドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」で主演を務めることが28日、同局より発表された。“働く人々”を通して現代社会を描く「ドラマBiz」(毎週月曜夜10時~)枠の第9弾として放送される本作は、「らーめん才遊記」(久部緑郎・作/河合単・画)に基づくラーメンを題材にしたグルメドラマ。鈴木は苦境に陥った街のラーメン店を救うフード・コンサルタントに、黒島結菜がその部下にふんする。
原作は、2009年から2014年まで小学館の漫画雑誌「ビッグコミックスペリオール」で連載されたグルメ漫画。「らあめん清流房」の店主でフード・コンサルティング会社「清流企画」社長の芦沢と、新入社員ゆとりのコンビの活躍を描く物語で、ドラマでは芦沢の設定を女性に変更。鈴木演じる芹沢やラーメン店で働く人々の悲喜こもごもを通して、さまざまな飲食店に通じるフード・コンサルティング、起業、経営のノウハウも描く。
鈴木にとってテレビ東京連続ドラマの出演はこれが初。昨年10月クールのTBS日曜劇場「グランメゾン東京」ではフレンチシェフにふんした鈴木が、ラーメンのカリスマに挑む。鈴木は原作漫画の魅力を「とても面白く、一杯のどんぶりで完結するラーメンという料理の奥深さを感じました」と語り、役作りのために重ねたラーメン作りの練習について「協力してくださるラーメン界の先生方のおかげで、ラーメン作りが日々上達しています。私オリジナルのラーメンが完成する日がくるよう励みます」と自信をのぞかせている。
一方、芦沢の部下で、料理の才能には秀でているが天然でKYな新入社員・汐見ゆとり役の黒島は、本作で鈴木と共演。「ラーメンが大好きというのと、ラーメンのお話だったので本当に嬉しかったです。そして素敵なキャストのみなさまと一緒にお芝居できることが楽しみで仕方なかったです」と出演依頼を受けた時の心境を振り返る。
プロデューサーの中川順平は、原作で丸刈りの男性として描かれていた芦沢の設定を女性に変更した点について「ラーメンも、変人キャラも、あの鈴木京香さん本来のイメージとは、ものすごくギャップがあるのですが、だからこそぜひ見てみたいと思いました。美しくてゴージャスだけど棘もあるカリスマ像にご期待下さい」とコメント。
脚本は、ドラマ「ライアーゲーム」(2007)、「任侠ヘルパー」(2009)、「S -最後の警官-」(2014)などの古家和尚。監督を「世にも奇妙な物語」シリーズ、「警部補・古畑任三郎」(1994)などの星護と、「警視庁・捜査一課長」や「相棒」シリーズなどの池澤辰也が務める。(編集部・石井百合子)
ドラマBiz「行列の女神~らーめん才遊記~」は2020年4月クール、テレビ東京系で毎週月曜夜10時放送(BSテレ東は毎週金曜夜9時~)