乃木坂46・白石麻衣、卒業決断で女優として決意新た「お芝居が好き」
白石麻衣が29日、都内で行われた映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の完成披露舞台あいさつに来場。3月25日に発売となる25thシングルの活動をもって乃木坂46から卒業することを発表している白石が、本作に全力で取り組んだことが女優としての決意につながったことを明かした。この日は白石のほか、千葉雄大、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督も姿を見せた。
本作は、恋人がスマートフォンを紛失したために思いも寄らぬ恐怖に見舞われるヒロインの運命を描いた『スマホを落としただけなのに』の続編。連続殺人事件が解決してから数か月後、同じ現場から新たな死体が発見される。前作から千葉と成田が続投し、今作で白石は事件に巻き込まれるヒロイン役を務める。
大勢の観客の前に立った白石は「みなさんに一足早く観ていただけるんだなと思うと、すごくドキドキします。最後まで楽しんでください」と緊張した様子であいさつ。続けて「私事になりますが、先日、グループからの卒業を発表させてもらいました。去年の夏頃にこの作品を撮影していて、ちょうどその頃に卒業のことも悩んでいて。でもこの作品にかける思いが強かったので、とにかく全力を出し切っていこうと思いました」と振り返る。
そして、本作を撮り終えた際に「何か卒業につながるものがあって『今かな』と思い、卒業を発表させていただきました」という白石。「たくさん勉強になりましたし、自分の成長にもつながったと思います」と語るほどに、思い入れの強い作品となったそう。共演者の千葉も「大変なシーンもあったと思うのですが、監督からの指示に対しても二つ返事で本番に挑まれていて、真っすぐな姿勢が、同じ役者として本当にカッコいいなと思います」と称賛。
成田も「(共演する)シーンはなかったのですが、撮影の準備をしているところは見学していて、その時に覚悟や、白石麻衣という女優の強さを感じて感動しました」とコメント。二人からの言葉に白石は「うれしいです。私もお芝居が好きですし、これからもたくさん演技をしていきたいと思います。この作品で一皮むけたらいいなと思っています」と女優としての決意を改めて口にした。(取材・文:壬生智裕)
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2月21日より公開