『ターミネーター』28年ぶり復帰も…リンダ・ハミルトン、サラ・コナー役卒業へ
人気SFシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)で、『ターミネーター2』(1991)以来約28年ぶりにサラ・コナー役として復帰したリンダ・ハミルトンが、同役からの卒業について The Hollywood Reporter に語った。(以下、『ニュー・フェイト』のネタバレを一部含みます)
こんな変わっちゃったの!?ジョン・コナー役エドワード・ファーロングの現在【画像】
最新作『ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』の正統な続編としてシリーズ生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作を務め、サラ・コナー役のリンダ、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーが復帰。しかし、製作費1億8,500万ドル(約204億円)に対して、オープニング興行収入はわずか2,903万3,832ドル(約32億円)と大苦戦。批評家からも厳しい意見が寄せられる結果となってしまった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
キャメロンは以前、Deadlineに対して『ニュー・フェイト』から始まる新3部作の構想があると明かしていたが、リンダは続編製作の可能性があっても、サラ・コナーの再演は「Noだわ」と The Hollywood Reporter にコメント。「私に刺さる魅力的なアイデアがあれば、考える余地はある」としながらも「今後(サラ・コナーとして)戻らないことが幸せなのかもしれない。(役を)終えたいと思っているし、期待はしてないの」と卒業を示唆した。
またリンダは、最新作の冒頭で描かれたジョン・コナー(エドワード・ファーロング)殺害シーンについても言及。エドワードふんするジョン・コナーの扱いに落胆するファンも多かったが、リンダは「あのシーンは私が演じるキャラクターにとっては、いい着地点だったのかもしれない。怒りに満ちた新たなサラ・コナーを生み出すためには、いいストーリー展開だったと思うわ」と振り返っている。(編集部・倉本拓弥)