木村拓哉、初恋話を披露!「のび太の方が上」
木村拓哉が3日、都内で行われた『映画ドラえもん のび太の新恐竜』公開アフレコイベントに出席し、しずかちゃんから「初恋」について聞かれる一幕があった。木村は、同級生に恋心を抱いたが、その思いは伝えられなかったと言うと「しずかちゃんに思いを伝えられたのび太の方が上」と負けを認めていた。
本作は、コミック連載から50年を迎えた「ドラえもん」の長編劇場版40作目のメモリアル作品。双子の恐竜キューとミューに出会ったのび太たちが、仲間の恐竜たちを探すために、6,600万年前の太古の白亜紀に向かう冒険を描く。木村は、怪しい猿の姿をした謎の男・ジルを演じる。
木村にとってアニメーション声優は、『ハウルの動く城』(2004)、『REDLINE』(2010)に続き、10年ぶり3度目となるが、多くの報道陣が立ち並ぶなかでの公開アフレコに「まさかこんなにたくさんの方の前でやるとは思っていなかった。恥ずかしいのと裏側をじかに見られる感じで緊張しました」と苦笑い。
ストーリーを把握した際、「相変わらずしっかりと感動させてくれるんだな」という印象を持ったという木村は「ドラえもん、のび太、恐竜というワードは、過去にも何作か存在していますが、今回の映画のタイトルになっている『新恐竜』という部分が『なるほどな』と思わせてくれる内容になっています」と感想を述べる。
また、自身が演じるジルというキャラクターについて「白亜紀の恐竜を研究している一人。自分も幼少期、頭のなかに入るだけの恐竜の名前を覚えるようなことをしていたので、ちょっとだけ自分と重なる部分があるなと感じました。やっていて楽しかったです」と振り返ると、司会者から「これからしてみたい冒険は?」との質問には「近々にライブを控えているので、まずはその冒険を無事に全力で臨みたい」と単独ライブへの意気込みを語っていた。
公開アフレコ終了後には、ドラえもんが登場。「木村さんに聞きたいことがいっぱいある」と詰め寄ると、ドラえもんは「僕と1日一緒に過ごすとしたら」と質問。木村は「1日しかないならどこでもドアを使っていろいろなところに行きたい」と回答する。のび太からは「苦手なものは?」と聞かれ、「のび太と一緒でテストが嫌い。だからテストで0点ばかりとるのび太の気持ちはわかる」と答えていた。
さらにしずかちゃんから、「初恋はいつ?」と聞かれた木村は「たぶんのび太と同い年ぐらいのとき。同級生の女の子だった」と答えると「でも僕は相手に気持ちを伝えられなかった。その意味ではしずかちゃんに気持ちを伝えているのび太のほうが上ですね」と称えていた。
アニメ作品の声優を務めることに「どのアニメ作品も、声優さんのすばらしい表現力によって観る人に感動を与える。自分もジル役をやらせていただくにあたって、監督から初めてジルを観た人が“悪い人なんだ”と思うように演じてくださいという演出があったので、意識しました」とアプローチ方法を明かしていた。(磯部正和)
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は3月6日公開