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新田真剣佑&北村匠海『サヨナラまでの30分』にそれぞれの思い

『サヨナラまでの30分』が公開中の二人
『サヨナラまでの30分』が公開中の二人

 俳優の新田真剣佑北村匠海が1日、都内で行われた映画『サヨナラまでの30分』公開御礼舞台あいさつに登壇。映画で初めて歌唱シーンに挑戦した新田と、ダンスロックバンド・DISH//のボーカリストとしても活躍する北村が、今作に対するそれぞれの熱い思いを打ち明けた。イベントには、萩原健太郎監督も登場した。

【画像】ナイスコンビ!新田真剣佑&北村匠海!

 本作は、一年前に他界したバンド「ECHOLL」のボーカル・アキ(新田)が遺したカセットテープを大学生の颯太(北村)が拾ったことで巻き起こる奇跡を描く青春音楽ラブストーリー。

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 MCより、「ぴあ初日満足度」で1位になるなど高評価を得ているという報告を受けた北村は、「(SNS等で感想)コメントを見ているとニヤニヤしますね」とにっこり。また、「母親がめちゃくちゃエゴサーチ能力が高くて、毎回『こんな記事が上がっていたよ』と送られてくるんですよ」と話す。「ありがたいです。映画を評論する方の評価が高いイメージがあるので、役者冥利に尽きます」と喜んだ。さらに、作品が「ダークホース」と言われていることが特にうれしいようで、「かっこいいですよね」とにんまりしていた。

 北村自身、音楽の力やアキの笑顔に切なさを感じることで、泣くポイントが四回あったそうで、「最後こらえきれなかったもんね」としみじみと語っていた。

 一方の新田は、自分が出演する作品を客観的に観ることができないため、「すごいね。撮影しているときは役としてやっているけど、観ると自分の顔じゃないですか。(内容が)全然何も入ってこない。だから泣けなかったですね」と北村とは真逆の一面をのぞかせた。北村は、そんな新田の気持ちが理解できると言いながら、「一回目は反省が止まらなくなったんですよ。二回目はすんなり泣けた」と振り返っていた。

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 この日は、音楽プロデューサーを務めた人気バンドandrop内澤崇仁からコメントも届けられた。声のよさや、レコーディングのたびに歌の伸びやマイクの使い方、感情の表し方など表現の幅が広がる姿に恐ろしさを感じたというメッセージを伝えられた新田は、「ありがとうございます。うれしいです」と感激しつつ、「役として歌うことが初めてだったので、難しい経験をさせていただきました」と貴重な体験を思い返した。

 北村には、バンドボーカルとして活躍する彼だからこその、楽曲に対する「ち密な解釈とイメージ」に舌を巻くコメントがあり、「熱い声に鳥肌が立った」とも。北村は「忙しくても、自分の中でこの二つ(音楽と役者)しかないんだと続けてきたことの点と点が一つになった作品だったので、すごくうれしいです」と感慨に浸ると、「もっとこの作品がたくさんの人に届いてくれたらいいな」と願いを込めていた。(取材:錦怜那)

『サヨナラまでの30分』は全国公開中

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