柳楽優弥、6年ぶり地上波連ドラ主演 7月期「二月の勝者」で超合理的な中学塾講師に
俳優の柳楽優弥が、日本テレビ系7月期土曜ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(毎週土曜夜10時~)で約6年ぶりに地上波連続ドラマの主演を務めることが31日、同局より発表された。高瀬志帆の同名漫画に基づき中学受験を描く物語で、柳楽は合理的な思考のカリスマ塾講師にふんする。柳楽は本作への出演に「このドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです」とコメントしている。
原作は、青年コミック誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中、単行本の売り上げが累計50万部を超える人気漫画。業界最大手の名門中学受験塾から、業績不振の中堅塾「桜花ゼミナール」の校長として迎えられた塾講師・黒木蔵人(柳楽)が着任早々、新6年生に「全員を第一志望に合格させる」と宣言。「塾は子どもの将来を売る場所。生徒は金脈。その親たちはスポンサー」と辛らつに言い放つ彼が、鋭い洞察力と行動力で生徒たちの本質を見抜き、親の不安をも解決に導いていく。
柳楽にとって、地上波連ドラの主演を務めるのは2014年7月クール放送の「アオイホノオ」(テレビ東京)以来。3月26日に30歳を迎える柳楽は、「30代になって一発目の作品が『二月の勝者』になります。『俳優は30代からだ!』と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい! 気合十分で挑みたい! 思っています」と意気込みを語っている。
次屋尚プロデューサーは、黒木役に柳楽を起用した理由を「原作『二月の勝者』の主人公・黒木蔵人を見て、すぐに『柳楽優弥だ!』と思いました。柳楽さんの目力と佇まいの中には、人間味と狂気が共存しています」と述べている。
演出はドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」「偽装不倫」(いずれも2019・日本テレビ系)などの鈴木勇馬ら。脚本は「嫌われ松子の一生」(2006・TBS系)、「小さな巨人」(2017・TBS系)などの成瀬活雄。音楽を、「ピチカート・ファイヴ」の元メンバーで、ドラマでは「喰いタン」(2006・2007・日本テレビ系)や「正義の味方」(2008・日本テレビ系)などを手掛けてきた小西康陽が担当する。(編集部・石井百合子)