元乃木坂46衛藤美彩『みをつくし料理帖』で遊女役
アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーで現在は女優として活躍する衛藤美彩が、高田郁のベストセラー小説を映画化する『みをつくし料理帖』(2020年秋公開)で遊女役を担うことが明らかになった。
本作は松本穂香演じる女料理人・澪の成長と不変の友情を描き出す時代劇。幼いころに大洪水で両親を亡くした澪は、洪水の際に助けてくれた種市(石坂浩二)が店主を務める蕎麦処「つる家」で料理人として働くようになり、天性の料理の才を発揮していく。「つる家」が評判になり、澪は吉原で頂点を極める花魁・あさひ太夫(奈緒)のために看板料理を作るという依頼を受けて……。
ドラマ「あなたの番です」で注目された奈緒がふんするあさひ太夫は、8歳のときに澪と生き別れた幼なじみの野江。衛藤が演じる菊乃はあさひ太夫がいる翁屋に身を置き、女たちが寄り添いながら自由を奪われ生きる中で、あさひ太夫を気遣い、助ける献身的な遊女という役どころだ。
今作は映画プロデューサーとして数々のヒット作を手がけてきた角川春樹の「生涯最後の監督作品」としても注目されている。若村麻由美、浅野温子、藤井隆、中村獅童らも出演している。(編集部・海江田宗)