中川大志『ステップ』謎のサラリーマン役でカメオ出演
人気若手俳優の中川大志が、山田孝之主演の映画『ステップ』(4月3日公開)にカメオ出演していることが6日、発表された。謎のサラリーマン役で、劇中にたびたび登場するという。
重松清の同名小説が原作の『ステップ』は、山田が初のシングルファーザー役に挑んだヒューマンドラマ。若くして妻を亡くし、働きながら子育てをするシングルファーザーの健一(山田)と、一人娘・美紀の保育園から小学校卒業までの10年間を追う物語。オーディションで選ばれた田中里念、白鳥玉季、中野翠咲が2歳~12歳の美紀を演じ分け、彼らを優しく見守る登場人物として伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余貴美子、國村隼らが共演。『大人ドロップ』『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』などの飯塚健が監督・脚本を務めている。主題歌は、秦基博が本作のために新曲「在る」を書き下ろした。
先日予告編が公開された際には、「予告だけで号泣」と反響を呼び、期待が高まっている本作。中川は、健一が上司に誘われてランチに出かけた時に、必ず店から出てくる謎のサラリーマンを演じている。今回、つまようじをくわえて鰻屋から爽やかに出てくるシーンの写真も公開された。名前のないキャラクターながら、飯塚監督ならではの観るものを明るい気持ちにさせてくれる演出の一端を担った。
カメオ出演は、飯塚監督の『虹色デイズ』などに出演してきた中川の熱烈オファーによって実現した。「また飯塚組に出たい、山田孝之さんと同じ現場に立ちたいという想いで、勝手に現場に押しかけました。帰り際に監督に、作品の邪魔をしていたらカットして下さいと伝えました。僕が出てるか、劇場で確かめてください」とコメントしている。(編集部・小松芙未)