舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」ついに日本上陸!2022年夏から日本人キャストでロングラン上演
ローレンス・オリヴィエ賞9冠、トニー賞6冠に輝き世界中で大ヒット上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」が2022年夏、日本人キャストで上演されることが決定した。ロンドン、ニューヨーク、メルボルン、サンフランシスコ、ハンブルク(今春開幕)、トロント(今秋開幕)に続く世界で7番目してアジア初上演となり、英語以外での上演はドイツ語版に次ぎ2つ目となる。
シリーズ第7弾「ハリー・ポッターと死の秘宝」での最後の戦いから19年後を舞台にした本作。3人の子を持つ父親になったハリーが魔法省での仕事に忙殺され、過去の呪縛と日々格闘する一方で、次男のアルバスも“ハリー・ポッターの息子”であることの重圧に押しつぶされそうになっている。そして現在と過去の時制が不気味に交錯するなか、暗黒の世界はいまだ存在するという受け入れがたい事実を、父と子は知ることになる……。
この“ハリー・ポッター8番目の物語”を考案したのは原作者のJ・K・ローリング、映画『ワンダー 君は太陽』のジャック・ソーン、舞台「Once ダブリンの街角で」でトニー賞を受賞した演出家のジョン・ティファニーの3人で、ソーンが戯曲を書き上げた。一つの物語を一部と二部に分けて上演しており、同日の昼と夜で観ることも、連続した2日間で分けて観ることも可能だ。
TBS開局70周年を記念して上演される日本人キャスト版は、「ビリー・エリオット」「メリー・ポピンズ」の日本語版などを手掛けてきたホリプロが制作を担当し、TBS赤坂ACTシアターで2022年夏より上演される。これに先立ちTBS赤坂ACTシアターは2021年より大規模な改修を開始し、ハリー・ポッター専用劇場として生まれ変わる。上演期間は無制限のロングラン形式となる。
ホリプロの代表取締役社長・堀義貴氏は「英国クリエイティブチームとの共同作業で、今回ハリー・ポッター初の舞台作品を制作できることは大変な名誉です。ホリプロにとって長年の夢であるロングラン公演がいよいよ実現します。老若男女問わず楽しんでいただける最高のエンタテイメントですので、多くの方に御覧いただきたいと思います」とコメントしている。大人になったハリー、ロン、ハーマイオニーを誰が演じるのか、キャスティングにも注目したい。(編集部・市川遥)