『1917 命をかけた伝令』スコフィールド&ブレイクは夫婦みたい!主演コンビが語る
第92回アカデミー賞で3冠に輝いたサム・メンデス監督の戦争映画『1917 命をかけた伝令』で主演を務めたジョージ・マッケイ(『はじまりへの旅』)とディーン=チャールズ・チャップマン(「ゲーム・オブ・スローンズ」)」がインタビューに応じ、それぞれが演じたキャラクターの関係性について語った。
【動画】すごい緊張感…!『1917 命をかけた伝令』約3分半の本編映像
第1次世界大戦時、部隊1,600名もの命がかかった伝令を携え、危険な戦場をひたすら進み続ける若きイギリス兵スコフィールド&ブレイクの壮絶な旅を全編ワンカットに見える映像で描いた本作。戦場経験が長く慎重を期そうとするスコフィールド役をジョージが、その部隊には兄もいるため向こう見ずになるブレイク役をディーンが務めている。
オーディションでワンシーン分の脚本しかない中でも、すぐにスコフィールド&ブレイクに共感したという二人。観客も気付けば彼らに寄り添うようになる点について、ディーンは「第1次世界大戦が舞台の映画ではあるけれど、戦争についての教育映画ではないし、大戦やキャラクターについて全く知らなくてもいいんだ。2人の兵士が人間レベルで物語を語っているというだけ。戦争の現実に対して、彼らは一人の人間として反応している。彼らは共感しやすい人たちだよね? 特にブレイクはあけっぴろげで、よくしゃべる。スコフィールドは少し控えめだ」と分析する。
二人が言い争うシーンが好きだというディーンは、「結婚生活の長い夫婦のようだよね」と応じるジョージに「そうそう!」と声を高くする。ジョージは「そこなんだよね。ある意味、彼らは夫婦みたいで、お互いのことをずっと知っている二人のようだ。だからお互いが感じていることを相手に言わない」と語り、ディーンも「そう、言わないんだ。ケンカをした後も謝らない。ブレイクは『元気出せよ』と言うかのように話をするだけだ」と続けて笑い合った。(編集部・市川遥)
映画『1917 命をかけた伝令』は公開中