ジュディ・デンチ『キャッツ』まだ観てない ラジー賞ノミネートにも余裕
女優のジュディ・デンチが、ラジオ BBC Radio 4 の番組「Front Row」内で、その年の最低映画賞を決める第40回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)にもノミネートされているミュージカル映画『キャッツ』をまだ観ていないと明かした。
『レ・ミゼラブル』(2012)のトム・フーパー監督が、名作ミュージカルを映画化した『キャッツ』は、ラジー賞で最低作品賞を含む最多9ノミネートを獲得。長老猫オールドデュトロノミーを演じたジュディも最低助演女優賞にノミネートされている。
番組内で、まだ映画を観ていないと明かしたジュディは、キャスターのジョン・ウィルソンから、映画への評判について尋ねられ「映画に対する反応は見たことも読んだこともないの。見たのは、(劇中の)私の写真だけ」と返答。「以前、カーペットっていう名前のそっくりの猫を飼っていたの。自分がカーペットを演じているなんて思いをよらなかったわ。毛皮なんてない、人生の終わりにいるみすぼらしい猫を演じていると思っていたから、あんな素晴らしいショーの猫を演じてるとは気付いてなかった」と語った。
そのうえでウィルソンが、ラジー賞助演女優賞へのノミネートを知らせると「私が? それはとってもいいことね! ありがたいわ。私の知る限りでは、初めてのことだしね」と余裕で回答してみせた。
ラジー賞の授賞式は、現地時間14日にロサンゼルスで行われる予定。カリフォルニア州では、新型コロナウイルスの感染拡大の観点から、ギャビン・ニューサム知事が250人以上の集まりを中止・延期するよう要請しているが、 Hollywood Reporter によると、発表は予定通り行われるという。(編集部・入倉功一)