マーベル「ワンダヴィジョン」「ロキ」製作中断 新型肺炎の影響
マーベル・スタジオが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、動画配信サービス「Disney+」で配信予定の実写ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン(原題) / WandaVision」「ロキ(原題) / Loki」の製作を中断したと、Varietyほか各メディアが報じた。
マーベルのドラマシリーズに関しては、「ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー(原題) / The Falcon and The Winter Soldier」(8月米配信)が新型コロナの影響を受け、チェコ・プラハでの撮影が中止に。スタジオの親会社である米ディズニーは、すでに実写映画の製作を中断しており、「ワンダヴィジョン(原題)」「ロキ(原題)」といったドラマも、その影響を受けることになってしまった。
マーベルはその他、「ホークアイ(原題) / hawkeye」「ワット・イフ…?(原題) / WHAT IF…?」といったドラマシリーズの準備を進めており、Deadlineは、プリプロダクション(撮影前の準備作業)段階にある作品は、リモートワークで作業が続けられると報じている。
「ワンダヴィジョン(原題)」は、理想的な生活を送るスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)の姿を、シットコム(シチュエーション・コメディー)風に描く作品。今年12月に米配信予定となっている。
トム・ヒドルストンが主演を務める「ロキ(原題)」では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場したロキが、人類の歴史における重要な出来事に関わり、悪さをするさまが描かれる。Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」のケイト・ヘロン監督がメガホンを取り、2021年初めに米配信予定。(編集部・倉本拓弥)