芳根京子の元カノ役は、あの元名子役! 「コタキ兄弟と四苦八苦」11話に登場
大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子脚本、古舘寛治&滝藤賢一主演のテレビ東京のドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」(毎週金曜深夜0時12分~)の第11話に、是枝裕和監督の映画『誰も知らない』(2004)の子役として注目を浴びた北浦愛がゲスト出演する。北浦が演じるのは、喫茶シャバダバの看板娘さっちゃん(芳根京子)の元恋人。レンタル兄弟おやじ(古舘&滝藤)への依頼人として登場する(※一部ネタバレあり。第10話までの展開に触れています)。
本作は、真面目で気が小さい兄・一路(古舘)とちゃらんぽらんな弟・二路(滝藤)の“残念”な中年兄弟が、レンタルおやじとして、訳アリの孤独な依頼人たちと関わり、時々成長していく物語。タイトルにもある「四苦八苦」とは元は仏教用語で、人間である限り避けられない8つの苦しみをお釈迦様が教えた言葉。ドラマでは、これらに4つの苦しみを新たに加えた12苦が裏テーマとなっており、各エピソードが「死苦」「愚慮弄苦」「世間縛苦」「病苦」など名付けられている。
第11話のタイトルは「生苦」。これまで喫茶シャバダバを根城に、愛すべきレンタル兄弟おやじの活躍(?)が時に切なくおかしく描かれてきたが、終盤へきて、実はさっちゃんが妹だった……! という衝撃的な事実が判明(さっちゃんはその事実を知らない)。意外な展開をみせたが、第11話ではまたも事件勃発。さっちゃんがかつて同棲していたという元カノ・ミチル(北浦)が現れ、復縁を迫る。さっちゃんは突き放すような態度で追い返してしまうが、どうやら深い事情があるようで……。
予告動画には、さっちゃんが「どうして私たちは祝福されないんだろう……」と涙を流す場面もあり、果たして兄弟はこの非常事態をどう打破するのか。
さっちゃんの元カノを演じる北浦は、『誰も知らない』で柳楽優弥演じる主人公の妹・京子役でスクリーンデビュー。以降、ドラマや映画、舞台で活躍し、近年は主演舞台 オーストラ・マコンドー 倉山の試み第二弾「ここにはいない彼女」(2019)、『溺れるナイフ』の山戸結希監督が企画・プロデュースを務めたオムニバス映画『21世紀の女の子』(2019)や上田慎一郎監督の『スペシャルアクターズ』(2019)などに出演している。(編集部・石井百合子)