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稲垣吾郎が大久保利通に!大林宣彦監督『海辺の映画館』新カット

立派なヒゲ!
立派なヒゲ! - (C) 2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

 『転校生』(1982)や『時をかける少女』(1983)などで知られる大林宣彦監督の最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(4月10日公開)から、大久保利通役の稲垣吾郎の姿などを捉えた新カットが公開された。

薩長連合が集結!場面カット

 大林監督が約20年ぶりに故郷・尾道をメインに撮影した本作は、尾道の海辺にある唯一の映画館・瀬戸内キネマの閉館日に日本の戦争映画大特集を観ていた3人の若者の物語。突如スクリーンの世界にタイムリープした3人は、戊辰戦争や日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島へと時代を駆け巡り、歴史上では戦争の犠牲となった移動劇団・桜隊を救おうと奔走する。

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 稲垣は「ゴロウ・デラックス」に大林監督が出演した際、「次の僕の映画に出てよ」と依頼を受けていたことから、倒幕・維新に奮闘した大久保利通を演じることになった。公開された場面カットには、立派なヒゲが印象的な大久保役の稲垣と、坂本龍馬役の武田鉄矢、西郷隆盛役の村田雄浩の姿が収められ、薩長連合の志士たちが一堂に会して日本の行末について談笑するシーンも。大林監督の映画への情熱と平和への想いが凝縮された作品とあり、期待が高まる。(編集部・吉田唯)

コメント全文

■稲垣吾郎(大久保利通役)
時空を超え、思想を超え、宇宙をも一気にとび超えていく世界観。大林監督でなければ1本の作品に納めることは不可能だったと思います。みずみずしく自由に広がる想像力には驚かされるばかりです。大切なメッセージを届けてくださり、ありがとうございます。

■武田鉄矢(坂本龍馬役)
本作品では、何と驚く勿れ「坂本龍馬」役での出演です。勿論、人生最後の「龍馬」役です。大林監督はどうやら後生の我らに映画の見方を懸命に教えておられるようで、この作品、映画に対する監督のラブレターのような作品ですよ。

■村田雄浩(西郷隆盛役)
大林組に参加する時は覚悟がいります。台本を読んだ時、あまりの熱量に圧倒され、よく理解出来ませんでした! 撮影がはじまっても、現場に行くまで何が起きるか見当もつかない。出来上がった作品を観ても、強烈なメッセージをぶつけられ細かい所まで覚えていない…だからもう一度見ると、また違うメッセージに引っ張られて…興味が広がって収拾がつかなくなってます。…正直言って…私はいまだに監督の真意に辿り着いていません…

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