エドガー・ライト新作は歯医者のアンドロイドが主人公!80~90年代の映画に影響を受けて旅へ
今年発売予定のサイモン・ステファンソンのデビュー小説「セット・マイ・ハート・トゥ・ファイブ(原題) / Set My Heart to Five」を、『ベイビー・ドライバー』などのエドガー・ライト監督が映画化する。The Hollywood Reporter などが報じた。
【動画】エドガー・ライト監督作『ベイビー・ドライバー』メイキング映像
2054年を舞台にした「セット・マイ・ハート・トゥ・ファイブ(原題)」は、歯医者として働くアンドロイドのジャレッドを主人公とした小説。80年代および90年代の映画に感化されて“感情的な目覚め”を経験したジャレッドは、「アンドロイドも感情を持つことを許されるべきだ」と人間たちを説得する旅に出ることに。自分を作ったプログラマーに会うと決めた彼はアメリカ西海岸を渡り、この世界を変える映画の脚本を書くことになる……というストーリーだ。
あらすじからして映画愛にあふれており、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』をはじめとした監督作でその映画オタクぶりを発揮してきたライト監督にぴったりの題材といえそう。著者のステファンソンが脚本も執筆し、ワーキング・タイトル、フォーカス・フィーチャーズ、コンプリート・フィクション・ピクチャーズが手掛ける。
ライト監督の次回作は、ロンドンを舞台にした心理スリラー『ラスト・ナイト・イン・ソーホー(原題) / Last Night In Soho』で9月25日に米公開予定。『スプリット』のアニャ・テイラー=ジョイ、『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、テレビドラマ「ドクター・フー」のマット・スミスらが出演している。(編集部・市川遥)