『JAWS/ジョーズ』女優リー・フィエロ、新型コロナで死去
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『JAWS/ジョーズ』(1975)でキントナー夫人を演じた女優のリー・フィエロさんが、新型コロナウイルスによる合併症で死去した。91歳だった。地元紙ザ・マーサズ・ヴィニヤード・タイムズが報じた。
リー・フィエロさん出演『JAWS/ジョーズ』フォトギャラリー
『JAWS/ジョーズ』のロケ地である米マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島の演劇講師で、芸術監督でもあったリーさん。同作でリーさんが演じたキントナー夫人は、ホオジロザメの2番目の犠牲者であるアレックス少年の母だ。悲しみに暮れる彼女が、ブロディ署長(ロイ・シャイダー)を責めて平手打ちを食らわせるシーンは多くの映画ファンの記憶に残っているはず。『ジョーズ'87/復讐篇』(1987)にも同役で再登場していた。
リーさんは40年以上にわたってマーサズ・ヴィニヤード島で暮らし、2017年に家族の近くで暮らすためにオハイオに移り住んだ。そして新型コロナウイルスによる合併症のため、オハイオの介護福祉施設で亡くなった。パンデミックの状況下のため、葬儀は小規模なものをオハイオで行う予定。後日、マーサズ・ヴィニヤード島で追悼式を行う計画もあるという。(編集部・市川遥)