『007/ゴールドフィンガー』プッシー・ガロア役オナー・ブラックマンが死去
映画『007/ゴールドフィンガー』(1964)のボンドガール、プッシー・ガロア役を務めたことで知られるイギリス人女優オナー・ブラックマンさんが死去した。94歳。死因は自然死であり、新型コロナウイルスとは関係がないという。
オナーさんの家族は「彼女は家族に囲まれて安らかに、英サセックスのルイスにある自宅で亡くなりました。彼女は2人の子供たち、4人の孫たちから深く愛され、惜しまれています」と The Guardian に声明を出した。『007』シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリも「彼女は並外れた才能の持ち主で、皆に愛されたボンドファミリーの一員でした」とコメントしている。
『007/ゴールドフィンガー』でオナーさんが演じたプッシー・ガロアは、女性パイロット集団“プッシー・ガロア空中サーカス”の団長。目の覚めるようなブロンドヘアで、銃を手に、自信たっぷりにジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)と渡り合う大人の女性だ。知的かつセクシーな魅力で多くのファンを獲得し、歴代ボンドガールの中でも高い人気を誇っている。
『007』以前はイギリスのテレビシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」のキャシー・ゲイル役でも知られたほか、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)や『ロンドンゾンビ紀行』(2012)などにも出演していた。(編集部・市川遥)