「Empire 成功の代償」コロナの影響でフィナーレ撮影せずに終了
放送中の第6シーズンで終了する「Empire 成功の代償」が、新型コロナウイルスの影響で予定していたシリーズフィナーレを撮影しないまま終了するとDeadlineなどが報じた。
同ドラマは20エピソードの最終シーズンが予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第19エピソードの途中で撮影休止していた。しばらくはこの状態が続くと判断した製作陣は残りの撮影をあきらめ、すでに撮り終えている第18エピソードに19エピソードの一部を編集で加え、シリーズフィナーレにすることに決めたという。
「Empire 成功の代償」は、ウィリアム・シェイクスピアの「リア王」とジェームズ・ゴールドマン原作の「冬のライオン」をモチーフに、ヒップホップ・レーベルのオーナーと家族を描いた作品。ヒップホップ界の帝王ルシウス・ライオン(テレンス・ハワード)が突然の余命宣告を受け、大手レコード会社“エンパイア社”を3人の息子のうちの1人に渡す決意をするというストーリー。放送スタート時は、視聴率が7週連続で伸び続け、驚異的なヒット作と絶賛されていただけに、製作陣が描こうとしていたエンディングが実現できなかったのは残念である。シリーズフィナーレはアメリカで4月21日に放送される。(澤田理沙)