名脇役・志賀廣太郎さん誤嚥性肺炎のため死去 71歳
数々の映画・ドラマで名脇役として活躍した俳優の志賀廣太郎さんが、4月20日に誤嚥性肺炎のため亡くなった。71歳だった。30日、所属事務所のレトルがオフィシャルサイトを通じて発表した。
葬儀は遺族の意向により29日に執り行われた。お別れの会などの実施について事務所では「新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定でおります」としている。
志賀さんは1948年生まれの兵庫県出身。幼少時代に東京都に引っ越し、中学時代から演劇部に所属。俳優座の養成所が移管された桐朋学園大学短期大学部芸術科に学び、卒業後も大学に残り、ドイツでも演劇を学んだ。帰国後は母校で演劇講師を務め、その縁から1990年に青年団に入団。テレビCMで注目を浴び『もう、ひとりじゃない』(1998)で映画初出演を果たした。
その後もドラマ「THE3名」「アンフェア」「陸王」や映画『川の底からこんにちは』『幕が上がる』『銀魂』など数々の話題作に出演。ドラマ「三匹のおっさん」シリーズでは、北大路欣也、泉谷しげると共に主人公の“おっさん”の一人を演じた。昨年、体調不良を理由に「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」「きのう何食べた?」を降板していた。(編集部・入倉功一)