広瀬アリス＆すず、永山瑛太＆絢斗、リモートドラマで共演満喫＜コメントあり＞
広瀬アリス＆広瀬すず姉妹、永山瑛太＆永山絢斗兄弟、中尾明慶＆仲里依紗夫妻、青木崇高＆優香（声）夫妻が出演するNHKのリモート制作ドラマ「Living」（5月30日・6月6日、各夜11:30～0:00・NHK総合）から、広瀬姉妹と永山兄弟がそれぞれ姉妹、兄弟で共演した感想を語った。
本作は、ドラマ「最高の離婚」（2013）、「カルテット」（2017）などの坂元裕二が脚本を務める1話15分の4本から成るオムニバス。締め切り間際の小説家が机の上にあるドングリ（！）から叱咤激励を受けつつ、想像を膨らませるうちに4組の家族模様を映し出していく、というストーリー。姉妹・兄弟・夫婦として日常を共にする俳優陣を起用し、4話共通で阿部サダヲが小説家役、壇蜜がドングリ役（声）として出演する。
第1話（5月30日夜11:30～11：45）に登場する広瀬アリス＆すず姉妹は、一緒に暮らしている仲良し姉妹の設定。はた目には平凡な生活を送っているように見える彼女たちだったが、実は誰にも見せない“裏の顔”がある。2人は姉妹共演を以下のように語る。「初めて二人でお芝居をやったので面白かったです。姉妹だからこそ自由にできる感じもあって、まさにリビングで会話しているようでした。テイクを重ねれば重ねるほどテンポが自然になっていって、面白かったです。一度テストをやった後、ここはちょっとテンポアップしたいなって思ったところをお互い自然と修正していて、あぁやっぱり通じるんだなって。安心感がすごかったです」（アリス）、「お会いしたことがない初めましての役者さんだと、多少駆け引きしながらだったり、様子を伺いながらみたいな部分が必ず現場で出てきてしまうんですけど、（今回は）お互いが自由に、自分が思うようにやりたいようにやっている感覚があって心地よかったです。坂元さん独特のリズム感の二人芝居なので、大変かもしれないと思っていましたが、姉妹なので楽しく演じられました」（すず）。
見慣れた場所での撮影とあって「なかなか普段は出せないようなリラックスした感じがあった」とアリス。すずも「周りにスタッフさんがいない空間での撮影っていうのは今までなかったことですし、相手も姉だし、ここだけの空間を楽しめたような気がしました」と新鮮な体験だったようだ。
第2話（5月30日夜11:45～0:00）では、永山瑛太＆絢斗演じる兄弟が“過去にはやった料理”を作っていたところに、1通の通知が届く。2人は初の共演を満喫したようで、それぞれ「兄弟だからといって特に意識することなくやれました。いろいろなことを少しずつ微調整しながら、キャラクターはこうだよねっていうディスカッションをしつつ、リハーサルの過程では監督がいなかったので、あんまり決めすぎないように、2人で作りながらも余白を残して楽しんでいったっていう感じです」（瑛太）、「初めて兄貴と共演したので最初は照れましたけど、それはすぐになくなりましたね。セリフの量が多いので、買い物行くときも台本を手放せなかったですし、寝る時も枕元に置いて朝起きてもお風呂の中でもトイレの中でもセリフのことで頭グルグルしてました。無事に終わってよかったです。笑」（絢斗）と充実した様子。
また瑛太は「画面越しに監督とディスカッションをしながら進めたのですが、リモートで打ち合わせや衣装合わせを重ねていくうちに、お会いはしてないけれど信頼感が結ばれていくという感覚がすごく新鮮でした。今、こんな大変な状況の中だけれど、やっぱりお芝居をするのは楽しいなということを感じました」とリモート撮影、芝居の楽しさをかみしめ、「それでも、生きてゆく」（2011）、「最高の離婚」（2013）などで組んできた坂元の脚本の魅力をアピールする。「兄弟姉妹夫婦という、実際の関係性が濃い2人がお芝居をするので、その2人の関係性を見るという面白さはあると思います。それと、坂元さんの本が素晴らしいので、本当に見て頂きたいです」
第3話（6月6日夜11:30～11:45）には中尾明慶、仲里依紗が出演。愛しているからこそ妻に怒られ、捨てられることを恐れる気弱な夫がある日、ちょっとした特殊能力を手に入れる。第4話（6月6日夜11:45～0:00）では、青木崇高＆優香（声）が、出産直後の妻と、彼女に風邪をうつさないよう自室に籠もって過ごしている夫の物語を繰り広げる。会社を休んだ夫が、ぼーっとテレビを見ていると、ある野球中継が目に留まる。野球の試合は自粛されているはずだが……。（編集部・石井百合子）