K's cinema営業再開 中国強制労働施設の実態暴く『馬三家からの手紙』など上映
新宿区新宿のミニシアター「K's cinema」が6月1日より営業を再開した。新型コロナウイルス感染防止対策として定員は約半数の40席とし、左右の間隔を一席ずつ空ける。1日より『馬三家からの手紙』『カゾクデッサン』『すずしい木陰』などを上映する。
新型コロナウィルス感染症拡大防止による緊急事態宣言を受け、4月8日より休館していた「K's cinema」。番組編成を担当する家田祐明さんは、再開にあたって油断ならない状況であることをふまえつつ、「再開といえども出控える方も多くいる状況ですので、早期収束を願うばかりです。公開の延期も然ることながら、製作される作品もストップしています。且つての震災時に多くの映画が作られた時と同様、これを期に作られる作品がどういうものになるのか期待はあります」と心境を語る。
再開後はコロナ対策を充分に行い、ロビー・劇場内は換気を行うほか、従業員はマスク着用・手指消毒・検温などを徹底。チケットカウンターにアクリル板間仕切りを設置し、受付時にはソーシャル・ディスタンスを確保。つり銭の手渡しは禁止、整理券は目視で確認を行う。舞台挨拶、トークイベントなどは原則中止。
来場者はマスク着用が必須となり、37.5以上の発熱など体調不良の場合は来館を控えること、館内設置のアルコール消毒液での手指消毒、ロビー、劇場内での会話を控えること、上映終了後の速やかな退場などの協力を呼び掛けている。(編集部・石井百合子)