石橋蓮司『一度も撃ってません』7月3日に公開決定!
2日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により公開が延期されていた、石橋蓮司主演の映画『一度も撃ってません』の公開日が7月3日に決まったことが発表された。本編映像を使用した『一度も撃ってません』オリジナルのマナー映像があわせて公開された。
『亡国のイージス』『半世界』などの阪本順治監督がメガホンを取った本作は、石橋にとって『弘兼憲史シネマ劇場「黄昏流星群」星のレストラン』(2001)以来の主演作。伝説の殺し屋と噂される小説家・市川(石橋)が思わぬ事件に巻き込まれていくさまを描いたハードボイルドコメディーで、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり、佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央らが共演した。
待ちに待った公開日決定に際して阪本監督は「やっとの公開です。撮影は一昨年です。いきすぎたグローバリズムの時代に、昭和のたたずまいをよしとして撮りあげた作品です。この状況下での上映となり、まったく意図せぬ感想がうまれそうです」とコメント。
「懐かしさより、いつかこんなありさまが、ふざけたような遊び心が、あらためて懇求されるような、新しい日常のその次の日常がこんな風景となってくれればいいなあと、おこがましくも思ってしまいます。懐古的ではなく未来図として」
また、日本の映画界の現状について「メジャー系も、最も苦境にあえぐ独立系の映画館も、やれるかぎりの防疫策をとり、みなさんをお待ちしています」とし、「映画界の踏ん張りは続きますが、少しずつ映画は銀幕に戻ってきます。アートで心の栄養を!」と呼びかけている。(編集部・海江田宗)
映画『一度も撃ってません』は7月3日より全国公開