川越スカラ座が6月6日から営業再開 当面は週4営業に
新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休館となっていた埼玉県の映画館・川越スカラ座が、6月6日から営業を再開する。
再開後はしばらく金曜日~月曜日の週4営業となり、座席数は32席に制限する。また、来館者には検温やマスクの着用、手指消毒、食事禁止、社会的距離の保持への協力を呼びかけ、「お願いばかりで心苦しいですが、安全に映画鑑賞をお楽しみいただくため、ご理解いただければ幸いです。みなさまのご協力に心から感謝申し上げます」としている。
これらの感染予防対策に加えて、劇場では次のような取り組みを行う(劇場公式サイトより)。
・スタッフのマスク、(場合によっては)手袋の着用
・飛沫感染予防パネル設置
・手指消毒用アルコール設置
・ハンドソープ設置
・食べ物の販売中止
・ひざ掛けの貸出中止
・幕間での換気、消毒作業
・短縮営業(1日2回上映)
再開初日となる6月6日~26日にはフランスの経済学者トマ・ピケティのベストセラー書を映画化したドキュメンタリー『21世紀の資本』と、島根県にある刑務所の中を長期撮影したドキュメンタリー『プリズン・サークル』を上映する。
また、観客が指定した映画館に売上を分配する仕組みのオンライン上映「仮設の映画館」にも参加しているほか、売上が劇場の運営資金となるグッズもオンライン上で販売中。賛助会員も募集しており、直接劇場に行けない場合でもさまざまな方法で同館を支援することが可能となっている。(編集部・吉田唯)