『ルパン三世 THE FIRST』アヌシー映画祭長編コンペにノミネート
昨年12月に公開されたモンキー・パンチによる「ルパン三世」を3DCGで描いた『ルパン三世 THE FIRST』が、世界最大級のアニメーション映画祭であるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2020の長編コンペティション作品にノミネートされた。
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フランス南東部の都市アヌシーで毎年開催され、今年44回目を迎える同映画祭は、新型コロナウイルスの影響を受けて今年はオンラインで開催される(開催期間:6月15日から6月30日)。長編の公式コンペ部門には日本から山崎貴監督の『ルパン三世 THE FIRST』と村野佑太監督の『ぼくらの7日間戦争』が選出された。
『ルパン三世 THE FIRST』は『ALWAYS』シリーズや『STAND BY ME ドラえもん』などの山崎貴が監督と脚本を務めた作品。怪盗ルパン一世でさえ盗めなかったとも伝わる秘宝の獲得に乗り出すルパンたちの姿が描かれ、栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一といったシリーズおなじみの面々にくわえ、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也もボイスキャストとして参加した。
『ぼくらの7日間戦争』は宗田理のベストセラー小説シリーズ第1作が原作。2020年に舞台を移し、東京へ引っ越すことを迫られる千代野綾と、彼女に思いを寄せる鈴原守が始めた“大人から隠れるバースデー・キャンプ”が大人を巻き込んだ“戦争”に発展していく。北村匠海と芳根京子がW主演声優を担った。
今年のアヌシー映画祭には、大橋裕之の原作を基にし、岩井澤健治監督した全編手描きのアニメ映画『音楽』が、個性的かつ野心的な作品を対象とした長編コントルシャン部門に選ばれている。(編集部・海江田宗)