元カレが透明ストーカー化!?『透明人間』日本公開は7月10日に決定!
政府による緊急事態宣言の発令に伴い延期されていた、映画『透明人間』の新たな公開日が7月10日に決定した。発表に合わせて、透明人間の恐怖の一端を捉えた本編映像が公開された。
本作は、天才科学者の恋人による病的な束縛から逃れた女性が、自分をつけ狙う、見えない存在に脅かされていくさまを追うスリラー。『アス』『パージ』など、数々の名作ホラー/スリラーをプロデュースしてきたジェイソン・ブラムが、H・G・ウェルズの小説を原作とする人気キャラクターを再び映画化。『ソウ』で原案・脚本を務め、2018年に発表した新感覚SFアクション『アップグレード』も話題を呼んだリー・ワネル監督が、これまでと全く違うアプローチで映像化に挑んだ。
富豪で天才科学者エイドリアンの束縛に悩む女性セシリアは、ある日、真夜中の脱出計画を実行に移す。恋人に逃げられたエイドリアンは、悲しみから自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残すが、セシリアは、彼が死ぬわけがないと疑っていた。そして、彼女の身の回りで起きる、不可解な現象の数々。やがてセシリアは「見えない何か」に襲われていることを証明しようと、徐々に正気を失っていく。
公開された本編シーンは、セシリアが深夜の寝室で、透明人間らしき”見えない何か”と遭遇する場面。ベッドに入ろうとする彼女だが、手にしたシーツが何かに引っ掛かり動かない。不思議に思い振り返ると、シーツには、何者かの足の形がくっきりと浮かび上がっている。あわてて助けを呼ぶセシリアだが、助けが来た時には、足跡はフッと消えている。果たしてエイドリアンの目的は? それとも、透明人間は全てセシリアの妄想なのか? 先の見えない展開に期待が高まる。
狂気にとりつかれていく主人公セシリアを演じたのは、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」「MAD MEN マッドメン」のエリザベス・モス。彼女の姉妹役で『キリング・グラウンド』(2016)のハリエット・ダイアー、そのほか『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)のオルディス・ホッジ、ストーム・リードらが出演。ソシオパスの科学者エイドリアンは「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」のオリヴァー・ジャクソン=コーエンが演じる。(編集部・入倉功一)