結婚直前のエマ・ワトソンに「一緒に逃げよう」…『若草物語』本編映像

　映画『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』から、愛する姉・メグ（エマ・ワトソン）の結婚が決まり、主人公ジョー（シアーシャ・ローナン）が「一緒に逃げよう」と懇願するシーンが公開された。

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　19世紀後半のアメリカで生きる四姉妹の絆と成長をつづり、幾度となく映像化されてきた名著「若草物語」を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が現代的な解釈でみずみずしく映画化した本作。今回公開されたのは、母親や妻になることを夢見てきた四姉妹の長女メグが、結婚を目前に控えた場面だ。

　愛する人との結婚に幸せいっぱいのメグだが、ジョーは大好きな姉が自分から離れてしまう寂しさから、「一緒に逃げよう」「あんな男2年で飽きる」「私となら楽しいよ」と必死にひきとめようとする。メグは泣き出しそうなジョーを愛情たっぷりに見つめて「私にはあなたと違う夢があるの」「家庭をつくりたい、喜んで苦労するわ」と語り、優しくジョーの髪をなでる……というそれぞれの道を歩み始めながらも、変わらぬ姉妹の絆の強さが感じられるシーンとなっている。

　そんなメグ役を務めたのは、『ハリー・ポッター』シリーズや実写版『美女と野獣』への出演で知られ、フェミニストの活動家としての顔も持つエマだ。エマは「わたしにとって重要だったのは、母親や妻になりたいというメグの願望はフェミニストとしての選択だったということ。フェミニストになるためには結婚に反発しなくてはいけない、という考え方もあるけれど、結婚こそメグが一番欲していたものなの」「わたしたちは、女性が結婚してそこで話が終わることに慣れているから、メグがたくさんのストレスを抱えながら、どうすれば夫との関係を保てるか悩みながら、母親として妻としてやっていく姿を見られるのは新鮮だった」と彼女らしいメグへの理解を語っている。（編集部・市川遥）

映画『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』は6月12日より全国順次公開