ジョゼと恒夫の笑顔!『ジョゼと虎と魚たち』アニメ版の新ビジュアル
芥川賞作家・田辺聖子の代表作「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊)を劇場アニメ化した作品の新ビジュアルが公開された。同作は今夏の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による国内の事態を受けて検討を重ねた結果、公開延期が決まった。
2003年には妻夫木聡と池脇千鶴の共演、犬童一心監督がメガホンを取って実写映画化された「ジョゼと虎と魚たち」。幼い頃から車椅子で生活し、趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きていたジョゼは、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。
これまでに公開されていたビジュアルでは幻想的な部屋の中で、ジョゼが一人で殻に閉じこもった表情を見せていた。しかし、今回の新ビジュアルでは作品の舞台となる大阪の街をイメージして描かれた外の世界を、恒夫とジョゼが笑顔で歩いている。
アニメ版は「ノラガミ」シリーズなどのタムラコータローが監督し、脚本を『ストロボ・エッジ』などの桑村さや香、キャラクターデザインと総作画監督を『たまゆら』シリーズなどの飯塚晴子が担当した。新たな公開日は決定次第、公式ホームページで発表される。(編集部・海江田宗)