『スパイダーマン』ゼンデイヤ、黒人女優としての責任は「重大」
映画『スパイダーマン』シリーズのMJ役などで知られる女優のゼンデイヤ(23)が、ハリウッドで若い黒人女優であることの「責任は重大」だと語った。
黒人の父と白人の母を持つゼンデイヤは、白人警官の暴行により黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件に端を発する、最近の「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動を受け、「今まで以上に、きちんと現実を認識し、正しいことをするのが自分の義務のように感じている」と明かす。
「わたしの両肩には重い責任がのしかかっているけど、感謝している……なぜならそれは、わたしにできる善いことがたくさんある、ということでもあるから」と説明したゼンデイヤ。ディズニー・チャンネルのドラマでブレイクしたゼンデイヤは、自分が間違いを犯さないかと常に恐れてきたという。
「わたしにとって、恐れはずっと続いているものなの。若いディズニー俳優であることが一つ、若い黒人女性であることが一つ、そして自分にとても厳しいというのがもう一つ。それに個人的な恐れもあるしね」
テレビドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」で薬物依存症のティーンエイジャーを演じたゼンデイヤは、「特別なキャラクターを演じると、そうした恐れは消えてなくなる。それは作品が放送されるまで戻って来ないんだけど、放送が始まるとまたちょっと怖くなってしまった」と The Hollywood Reporter にコメント。「だけど、今は(シーズン2で番組に)戻るのを楽しみにしているわ。モチベーションはより一生懸命仕事をして、より良い女優になることだから。わたしはただ、より良くなりたいの」と続けていた。(BANG Media International)