ノーラン新作『テネット』謎のワードTENETを解く鍵は?新映像も公開!
映画『ダークナイト』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』から、新規カットを含む30秒の新映像と場面写真が公開された。
時間の逆行で世界を救え!『TENET テネット』スポット映像
『TENET テネット』は、未来の第3次世界大戦を防ぐため、世紀のミッションに挑む諜報員を描くタイムサスペンス。名優デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デヴィッド・ワシントンを主演に迎え、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男が、人類が信じ続けてきた「時間のルール」から脱出し、隠された秘密を解き明かそうと奮闘する。
公開された映像は、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で、今夜地上波初放送される『レディ・プレイヤー1』に合わせてテレビ放送される30秒のスポット。逆行する時間のなか、大クラッシュの横転から戻っていく車、飛散したパーツが戻っていく破壊されたジャンボジェット機など、シンプルだが目の離せない映像の数々は、世界7か国にわたってIMAXカメラで撮影を慣行し、CGに頼らないリアルな映像を追及してきたノーラン監督のこだわりがあってこそ実現できたものだ。また、場面写真では、ワシントン演じる主人公が、車内で本作のキーアイテムになるであろう謎のマスクを装着した姿が写し出されており、より謎が深まる。
ミッションの鍵をにぎるキーワードにして、タイトルにもなっているTENET(テネット)とは、信条、主義、原則などを意味する単語。本作最大の謎とも言えるこの言葉について、インターネット上では、SATOR式と呼ばれる、1世紀中頃に確認されたラテン語の回文と関係があるのではないかという説もささやかれているという。
前から読んでも、後ろから読んでも「SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)」と読めるこの回文は、正方形の方陣にセットすると、四方からも読むことができ、そのなかでも中央に位置する「TENET」だけは、上下左右のどこからでも読めるようになる。予告編でも思わせぶりにささやかれるこの言葉の意味も、本作の大きな見どころとなりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『TENET テネット』は9月18日より全国公開