カメラ男が初アクション!「NO MORE映画泥棒」新CMで場外チェイス
映画館で幕間に上映されている、映画盗撮防止キャンペーンCM「NO MORE 映画泥棒」が、約6年ぶりにリニューアルされた。映像では、おなじみのカメラ男が初めて本格アクションに挑戦。本日から全国公開される『今日から俺は!!劇場版』を皮切りに、順次劇場で上映される。
【動画】カメラ男と本格チェイス!「NO MORE映画泥棒」新CM
「NO MORE 映画泥棒」は、「映画盗撮防止法」の浸透を目的に制作されている、映画の盗撮防止や不正ダウンロード禁止を啓蒙する告知CM。2007年8月30日の施行前から、基本的に公開するすべての映画の巻頭で告知上映されており、映画を盗撮しようとするカメラ男の奇妙な動きと、それを追うパトランプ男のやりとりを通して盗撮防止を呼び掛ける。
シリーズ第5作目となる新CMでは、カメラ男とパトランプ男によるバトルがヒートアップ。ついに劇場を飛び出して、アクション映画なみのチェイスを繰り広げる。軽い身のこなしで障害物を飛び越えながら逃亡する、カメラ男のアクションに注目だ。
前回の逮捕後、カメラ男は獄中で罪滅ぼしにと始めたTwitterで映画業界を盛り上げており、その功績が認められ早期釈放されていた。しかし、またも映画館での盗撮に手を染めてしまい、パトランプ男が追跡することに。「今回こそは! と、トレーニングにトレーニングを重ねた私の身のこなしにご期待ください!」と反省の色がないカメラ男に対して、「何度も捕まっている懲りないカメラ男の事はすべてお見通しです。映画泥棒は絶対に逃がしません!」とパトランプ男も全く譲らない。
演出を手掛けたのは、シリーズ1作目から同CMに携わる『映画刀剣乱舞』の耶雲哉治監督。アクションシーンが多いことから、入念なリハーサルを行い、安全対策を施して2日間にわたって撮影された。盗撮=犯罪であることを今一度強く認知してもらうため、映画館の外を舞台に選んだといい、横浜方面で撮影を敢行。一瞬だが、前作に続いて「ポップコーン男」と「ジュース男」も出演している。
前回から6年近く経ったことから、すでに浸透したとして「ダウンロード刑事罰化」の追加告知を終了。海外からの映画鑑賞者の増加に伴い、英語・中国語・韓国語字幕の視認性を高めたほか、「G」「PG12」「R15+」「R18+」という4つの映倫レーティングの追加告知などの変更が施されている。(編集部・入倉功一)