『燃えよドラゴン』ローパー役ジョン・サクソンさん死去
映画『燃えよドラゴン』(1973)、『エルム街の悪夢』(1984)などへの出演で知られる米国俳優のジョン・サクソンさんが、現地時間25日に肺炎のため、テネシー州マーフリーズボロにて83歳で亡くなった。サクソンさんの妻が The Hollywood Reporter に明かした。
ニューヨーク州ブルックリン生まれのサクソンさんは、10代でモデルを務めた雑誌のカバーがタレントエージェントの目に止まり、20歳から俳優活動を開始。マーロン・ブランドさん主演の『シェラマドレの決斗』(1966)など、数々の映画・テレビドラマに出演した。
1973年、ブルース・リーさんが主演を務めた『燃えよドラゴン』に、借金まみれで格闘トーナメントに参加する武術家ローパー役で出演。同作は、現在も傑作として語り継がれる伝説のカンフー映画となり、サクソンさんにとっても代表作のひとつになった。
その後はスラッシャー映画の名作『暗闇にベルが鳴る」(1974)、『特攻サンダーボルト作戦』(1976)、『地獄の謝肉祭』(1980)、『宇宙の7人』(1980)など、数多くのホラー・SF・アクション映画に出演。ホラー映画の金字塔『エルム街の悪夢』(1984)では、主人公ナンシーの父親・トンプソン警部補を演じた。1986年公開の『地獄のデスプリズン』では監督も務めた。(編集部・入倉功一)
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